第61話

1人
531
2020/08/17 04:11
~あなた~
亜嵐くん達がいるリハーサル室の前。
今、Love You moreが流れてるから、これが終わったら入ろうと思ってる。

龍友くんと涼太くんの歌声とか、足音とか、途切れ途切れだけど聞こえてくる。

・・・すごく広いんだろうなぁ。



気づいてくれないかも、?
いや、それは辛い。






あっという間に大サビに入って、龍友くんの、あの言葉。


感動と興奮とで体が熱くなったけど、大きめにドアをノックした。





反応がない、、




勝手に入っていいの、?
ダメだよね。


うわぁ、どうしよう。

次の曲始まっちゃう、っ



もういいや、行っちゃえ、、っ!




あなた

・・・し、失礼いたします、、っ



うわ、広いっ!?!?
想像以上だ・・・。


それに、気づいてくれない。

あなた

・・・忘れ物、届けに来ましたーっ!





すると、こっちを見てくれた亜嵐くん。


・・・の後ろには綺麗な女の人。
SAKIさんじゃなくて、メイクさんだと思う。
・・・わ、また女の人来た、





すいません、すいませんって亜嵐くんがこっち来てくれて、
やっとお話できることに安心。



亜嵐
亜嵐
ごめんね、ありがとう!
あなた

いや、だ、大丈夫です、



女の人、やだな。
あなた

これ、、マネージャーさんに。



・・・なんだか素っ気なくなっちゃうみたい、
亜嵐
亜嵐
ほんとありがと、マネが助かった。w
あなた

良かったです。じゃあ、、

亜嵐
亜嵐
あー、うんー、
隼
えっ、あなたちゃん来てんじゃん!




奥の方でまた別の女の人にメイクをされていた隼くんが叫んだ。



亜嵐
亜嵐
うわ、見つかったし、





ダッシュで向かってきた隼くんに、周りの人達もざわついちゃった。

・・・ライブ近いのにほんとごめんなさい、すぐ帰ります、、



隼
あなたちゃん、ありがと~!
あなた

大したことしてないです、(笑)

隼
マネに怒っとくから、、ごめんね?
あなた

大丈夫です。

玲於
玲於
亜嵐くん、わざわざ来てもらうとかひどー。
亜嵐
亜嵐
いや、え? 玲於が言ったんじゃん?
玲於
玲於
ごめんねあなたちゃん。亜嵐くん、会いたいの我慢出来なかったみたい。w
あなた

っ/////

亜嵐
亜嵐
玲於ー、、やめて、
涼太
涼太
あなたちゃん顔真っ赤w
あなた

も、もう帰ります、、っ!!

あなた

頑張ってください、さようならっ!




・・・これは、何かの間違いだ。

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