第50話

元通り
570
2020/08/07 10:12
~あなた~


それから、みんなに謝ってお店に戻ってきて、
周りの人の優しさに感動しながらも嬉しい気持ちでいっぱいだった。


時間画経つにつれて、私の景色に色が戻ってきたみたいな、そんな感じ。


そう言ったって、もうすぐ撮影は終わっちゃうんだけど、、





撮影が終わったら、私が外れたライブツアーがあって、ほんとに忙しそう。


それなのにたくさん来てくれるんだよ、?


もうさ、私のこと好きなんじゃないかな。
なんて、すっかり妄想好きのオタクに戻っちゃった私。




亜嵐くんには、感謝してもしきれないな、















亜嵐
亜嵐
あなたちゃーん!

この声を聞く度に、自然と笑顔になれるの。
あなた

はいっ!

亜嵐
亜嵐
ちょっと来てー!
あなた

今行きます!





こんなふうに話せるなんて、

思ってもみなかった。


急な展開に戸惑って、悩んで、苦しかったけど、

私の居場所はここで、


楽しいと思える場所もここ。






・・・やっと幸せになれたって、そう思ってた。


























それから1週間。



あなた

・・・チエさん、なんで私って幸せなんでしょうか、、

チエさん
どういうこと、?(笑)
あなた

夢小説で亜嵐くんと結ばれる人って、絶対不幸からぐーんって上がるんですよ。

チエさん
そ、そうなんだ、、(笑)
チエさん
幸せなのはいいことだと思うけどな。
あなた

そうなんですけどー、

あなた

出来れば、ちょっと不幸で、でも幸せーみたいな、?

チエさん
ごめん、よくわかんない(笑)

























・・・不幸がいい、なんて、言わなきゃ良かった。

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