第71話

電話
525
2020/08/30 06:34



~あなた~





15分前に届いた、亜嵐くんからのメッセージ。




“会えないかな。”





見た瞬間に、頭が真っ白になっちゃって、


何話されるのかな、とか、
会うっていつ?、とか、


ちょっと落ち着いた頭で考える。




今までずっと会話してたのに、急に未読スルーで、びっくりしてるかな。


違うんだよ、返す言葉が浮かばなくて、よくわからなくて。







チエさん
あなたちゃーん、何してるの?



あ、お仕事中だった、








すると、すぐに鳴り出す携帯。



あなた

あ、あ、亜嵐くん、っ!?



どうしよ、電話、


電話なんて初めてだし、





震える手でボタンを押し、通話中になった画面を見てから、恐る恐る耳に当てた。







〝急にごめん。〟


『ううん、大丈夫。』



〝あの、メッセージ、、〟


『・・・・・・。』


〝ごめん、見てないか、、〟
〝あのさ、、会えないかな、〟


『・・・今から、?』

〝うん、〟




『ちょっと聞いてみるね、』

〝うん、〟













『大丈夫だよ。』


〝チエさん、いいって?〟


『・・・・・・うん。』


〝そっか。〟

〝迎えに行くね。〟


『・・・待ってる。』


〝じゃあ、また。〟


『うん。バイバイ。』











ツーツーツー。









嘘ついちゃったな、

チエさんに確認してないけど、大丈夫って言っちゃった。



・・・どうしても行きたかったから。

行かなきゃいけないんだ、きっと。





亜嵐くんの声、いつもと違った。


何かある。絶対に。







そう確信した私は、その“何か”がわかっていなかった。













~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


こんにちは、作者でございますっ。


この小説、もう少しで完結できそうです!!

急でごめんなさい。
実はこの小説、あなたさんと亜嵐くんが付き合ってからのお話も書いていこうと思います。

前作の、恋愛デビューでは書かなかったので。(笑)


ただ、毎日更新とはいかなそうです、、


新作も考えていて、そっちを優先しようかなと。




ここまで読んで頂き、本当に感謝しかないですっ。


ありがとうございます🙇🙇


もう少しだけ、お付き合いください。



以上、作者でした!

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