第14話

普通に
703
2020/07/01 08:08
~亜嵐~
白濱亜嵐
白濱亜嵐
俺、なんかしちゃいましたかね、
HIROさん
いや、大丈夫だろう。
泣いてしまったあなたちゃんが出ていったドアを見つめ、
呆然としていた。







・・・完全に怒ってるよね、??
あぁもう、先週声かけなかったらこんなふうにならなかったのに。

もう1回やり直したいわ、


てか、俺のせいでメンバーにも迷惑かかってね?

このままあなたちゃんが俺の事を嫌ってたら、
撮影でも何かしら上手くいかないことが出てくる気がする。


せっかく仕事貰ってんのに、それをこなせないでどうすんだよ、

てことで、、


・・・あなたちゃんと仲良くなるしかない。








ガチャ🚪
編集長
戻りました。
丁度いいタイミングで戻ってきた2人。
あなた
・・・すみません、っ、
俯いてそう謝るあなたちゃんの目は、少し腫れている。
HIROさん
大丈夫です。座ってください。
大人しく椅子に座り、
5人で向かい合う形になる。

ただ、あなたちゃんは編集長の方しか向かない。
本当にこっちを見てくれない。


・・・結構傷つくよ、?(笑)







会議では、撮影日の変更が少しあって、それを伝えられたのと、
もしかしたらファンが来るかもしれないから気をつけて、との事だった。
HIROさん
わざわざありがとうございました。
あなた
い、いえいえっ、
俺とあなたちゃんは、ほとんどはただ話を聞くだけだった。
特にあなたちゃんは、ずぅっと俯いているだけ。



ドアを開けて出ていくHIROさん、編集長と社員さんを見送り、
出ていこうとするあなたちゃんに声をかけた。
白濱亜嵐
白濱亜嵐
あなたちゃんっ!
あなた
っ、
分かりやすくビクッと肩を震わせるけど、
こっちを振り向くことはない。



そこまで怒ってる、?
白濱亜嵐
白濱亜嵐
あなたちゃん、、
会議室で2人きりなのに、聞こえるのは俺の声のみ。
あなた
・・・・・・。
あぁ、終わったな、俺。
白濱亜嵐
白濱亜嵐
お話したいんだけど、、
あなた
・・・・・・。
白濱亜嵐
白濱亜嵐
・・・やっぱりいいや。 ごめんね。
諦めて外に出よう。
遅れてだけど、撮影に俺も参加しなきゃ行けないんだし。
あなた
ご、ごめんなさい、っ、
白濱亜嵐
白濱亜嵐
・・・え、?
あなた
そ、その、、お、お話、っ
あなた
・・・私も、、したいです、、っ/////



そう言って振り向いたあなたちゃんは、
今までで1番可愛かった。

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