第13話

諦めよう
735
2020/06/29 08:50
~あなた~
あなた

こ、こここんにちは、っ、

受付のお姉さんに話しかける私。






・・・これじゃあコミ障だよ。
お姉さん
こんにちは。どうされましたか?
綺麗なお姉さんに、怪しい目で見られる。



・・・怪しいものじゃないんだけどな、?
あなた

お、おお話があるとお聞きしましてぇ、、

待って、絶対伝わらない気がする。
お姉さん
あぁ、GENERATIONSの撮影のことですね。
お姉さん
少々お待ちください。
・・・お姉さん、理解力すごいです。


奥からお姉さん達の話し声が聞こえた後、私は第一会議室に通された。
あなた

ねぇねぇ、会議とか聞いてないよ、?

あなた

ただお話聞くだけなんじゃないの、?

(それが会議ですね。)
あなた

なんかすごい偉いところじゃない?

あなた

・・・無理無理。

ガチャ🚪
社員
あ、こんにちは。急にすいません、
あなた

だ、大丈夫ですっ、

会議室に入ってきた社員らしき人。

広い部屋の中、私がちょこんと端っこに座ったのに対し、
その人は隣に座ってきた。


・・・隣はなくない(?)
私こういうの慣れてないよぉ、。





ガチャ🚪

え、まだ来るのか、
編集長
こんにちは。
今度は偉そうな女性。
編集長
編集長の佐々木と言います。
あなた

お、お願いします、っ、

編集長
・・・リラックスしていいですよ?(笑)
たじたじな私を見て、そう言ってくれた。


・・・この人が神様に見えてきた。。




さて、話し合うのはこの3人かな。
そう思った時。


ガチャ🚪
HIROさん
遅くなってすまないな。
・・・え、、
亜嵐
亜嵐
すみませんっ!
・・・・・・・・・
亜嵐
亜嵐
え、あなたちゃんっ!?
じわっと溢れ出てきた涙が、頬を伝って落ちてくる。
亜嵐
亜嵐
あなたちゃん、ど、どうしたの!?
心配してくれるのか近づいてきてる亜嵐くん。

・・・後ずさってる私。



なんで逃げちゃうんだろう。
いつもなら今すぐ駆け寄るのに。
亜嵐
亜嵐
あなた、、ちゃん?
自分から逃げてることを察知したらしい亜嵐くんが、
ごめん、、と呟いて下がる。



違うんだよ、
亜嵐くんのせいじゃないの。
亜嵐くんが、謝ることじゃないのに、っ

ごめん、、ごめんね、亜嵐くん、
あぁもう、私のバカっ、
私のバカっっ!!








編集長
来て。
唯一の女性の佐々木さんに手を引かれ、私は一旦外に出た。

プリ小説オーディオドラマ