季節は冬
ヨナたち一行は、足りなくなった食料や暖を取るためのものを買いに村へ向かった────
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風邪をひいたのかしら…
いつものように冗談を飛ばすジェハにいつものようにハクが殴る。
本当にこの2人は仲がいいのね
心配性のユンはさっきの私のくしゃみで心配しちゃったのかしら…
ゼノも鼻水をたらして、アオの鼻水は凍ってしまっているし、お言葉にあまえましょう。
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各々注文を取り、すごい勢いで料理がなくなる。
昼食を食べ終わり、また村を歩き回る
妙な人だかりから、大声で怒鳴り散らす声が聞こえる。
人混みをすり抜け、近くにいた町人に聞いてみる。
真っ白な少年が、大柄で不潔そうな男に胸ぐらを捕まれ脅されている
少年は大柄な男から目を逸らさなかった。
冷ややかな目で、男を見据えていた
大柄な男は少年を投げ飛ばすと、それでも目を逸らさない少年に向かって拳を振り上げる
…あ。つい少年のことを庇ってしまったわ…
見ないふりなんて出来ないし…
…でもまたみんなに守られちゃったわね
ハクとシンアは大柄な男を睨みつけてるし、ジェハやキジャもかなり怒ってる…
どこからともなく、先程の白い少年とよく似た紫色の髪をした少年が、白い少年の手をとり走り去る
…?
何故かしら。この人急に蛇に睨まれたかえるのようだわ。
後ろにいるハクたちの顔を見ても、いつもの顔よ?
ユン、なにか見間違えたのかしら?
今回はここまでです。
最後まで見てくださりありがとうございました。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。