あなた side
暗いよ
怖いよ
助けて
お兄ちゃん …
もう 、 1週間くらい真っ暗なところに1人
… 手足は結束バンドで縛られて口はガムテープで塞がれてて何も出来ない …
ただ泣くことしか出来なかった
初めは抵抗してたけど 、 今はその力もない
? 「 あれれ ? もう抵抗しないのかな ? 笑 」
私の目の前に立ってるのは知らない男の人
私は唯一つかえる目だけで
目の前にいる男の人を睨んだ
? 「 なになに 、 その目 笑 」
笑っているふうに見えたけど目は笑っていなかった
そして 、 近ずいてきて私の前髪を掴んで言った
? 「 俺にそんなこと言っていいと思ってんのか 」
私は恐怖で涙目になった
それを見ると男は満足そうに左の口角を上げて去っていった
怖い … 怖いよ 、 お兄ちゃん
助けに来てよ …
私 、 これからどうなるの っ …
あの男の人に何されるの っ …
ここから早く逃げたいよ …
お兄ちゃん … っ お兄ちゃん … っ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。