｢おはよう〜。｣
教室に入り、眠気の混じった声で挨拶をする。
｢ゆうりんおっはよ〜！！｣
明るい返事がかえってきた。彼女の名前は奏（かなで）背が小さく、可愛いがピッタリと当てはまるような女の子だ。
ニコニコと笑顔を向けてくる彼女を見て、私は
［私には無理ね。］
と、心の中で呟いた。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。