僕はリカの肩を抱いた。そして、優しくキスをした。
「っン……」
リカの唇は柔らかかった。
リカの不慣れさが伝わってくる。ピクリと時折肩を震わせて、それでも必死に僕のキスに合わせようとする。その表情や反応がたまらなく可愛かった。
僕は次第に身体が熱くなるのを感じた。
「リカちゃん……こっちおいで」
手を引いてベッドへ誘う。
「ぁ……うん」
リカはベッドの上でも素直だった。
僕のされるがままに、服を脱がされていく。僕は、リカの好奇心と緊張の混ざった視線を感じながら、彼女の胸に手を伸ばした。
はじめはゆっくりゆっくりと乳首の周りを指先でなぞる。それから、顔を近づけ、乳首に息を吹きかけた。
「ァ……っ」
緊張のこもった声が甘い声に変わっていく。それは、いつもの汚い女たちとは違った。繊細で、思わず口から漏れ出た純粋な喘ぎ声だった。
僕は顔をリカの乳首に寄せた。そして、乳首に触れるか触れないところで、舌を伸ばす。リカはそんな僕の行動が気になって仕方がないようだった。こちらをじっと見つめ、いつ舐められるのかを待っている。頬が真っ赤に染まっているのがたまらなく欲情した。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!