第2話

転校生
1,601
2021/02/28 14:09
それから私は

先生の後ろにくっつきながら

教室へと案内された

先生)俺が入ってって言うたらきて
羽音瓷)了解しました

先生)ほんじゃ転校生紹介するで、みんな座り

(あ、見にくい思うのであれにします)
ザワザワ
先生
先生
おし、じゃあ羽音瓷入ってきい
羽音瓷○○(うおんじ)
羽音瓷○○(うおんじ)
…失礼します。
東京から来ました、羽音瓷あなたです、よろしくお願いします
そう、意味の無い自己紹介をしていると
宮侑
宮侑
あ!
聞き覚えのある

うるさい声が聞こえた
先生
先生
なんや、侑と羽音瓷知り合いか?
これは知り合いではないと答えた方がいいと瞬時に察知し
宮侑
宮侑
はi…
羽音瓷○○(うおんじ)
羽音瓷○○(うおんじ)
いえ知りません
宮侑
宮侑
え?
先生
先生
なんや笑笑
先生
先生
まあ、ええ、ほな角名の隣にでも座り
羽音瓷○○(うおんじ)
羽音瓷○○(うおんじ)
はい…
"角名"という人物を探していると
角名倫太郎
角名倫太郎
こっちだよ
そう声が聞こえた
羽音瓷○○(うおんじ)
羽音瓷○○(うおんじ)
あ…よろしく
角名倫太郎
角名倫太郎
よろしく、俺は角名倫太郎
羽音瓷○○(うおんじ)
羽音瓷○○(うおんじ)
うん、よろしく
さっき紹介したからもう一度する必要は無いだろうと

判断してしなかった
角名倫太郎
角名倫太郎
羽音瓷さんは
羽音瓷○○(うおんじ)
羽音瓷○○(うおんじ)
あなたでいいよ
角名倫太郎
角名倫太郎
あなたは、どうして転校さたの?
羽音瓷○○(うおんじ)
羽音瓷○○(うおんじ)
角名倫太郎
角名倫太郎
あ、別に答えたくないならいいよ
暫く考えた後に

出した私の答えは
羽音瓷○○(うおんじ)
羽音瓷○○(うおんじ)
ごめん、言えない
少し悲しげな表情を見せた彼は
角名倫太郎
角名倫太郎
そっか
そう言った

彼との会話はここでとまった

その後は色んな人に質問され

侑にもされた

いつぶりだろうか

私に興味を持ってくれる人が現れたのは

少しでも笑えているだろうか?

そして

1番避けたかった出来事が

起こった
宮侑
宮侑
なあなあ!バレー部のマネージャーやらへん?
羽音瓷○○(うおんじ)
羽音瓷○○(うおんじ)
っ…やらない
少し、不自然だっただろうか、
宮侑
宮侑
見るだけでも!!
羽音瓷○○(うおんじ)
羽音瓷○○(うおんじ)
無理
そう言っても引かないから

明日見ると約束した

はあ

バレーとは

無縁になると思ってた

いや違う

自らがバレーと

縁を切れなかったんだ

転校先も

バレーが強くないとこへ行けばよかった

だけど、

強いという言葉を聞いて

行きたかった

バレーから離れられなくしてるのは私自身だ
羽音瓷○○(うおんじ)
羽音瓷○○(うおんじ)
じゃあ、ばいばい
宮侑
宮侑
絶対やからな!
羽音瓷○○(うおんじ)
羽音瓷○○(うおんじ)
はいはい
侑に念を押されたあと

廊下で誰かが待っていることに気がついた
羽音瓷○○(うおんじ)
羽音瓷○○(うおんじ)
…?
こちらをずっと見ている、

辺りには私以外に人はいない
羽音瓷○○(うおんじ)
羽音瓷○○(うおんじ)
え、と?どうかしました?
一応、一応ね声をかける
北信介
北信介
すまんな、侑呼んでくれへん?
羽音瓷○○(うおんじ)
羽音瓷○○(うおんじ)
いいですよ、
侑〜
宮侑
宮侑
なんや
犬みたいな可愛い顔をしてきた

侑の顔ほ

私の目の前にいる人を見て

崩れた
宮侑
宮侑
ききききたさん!
どうやら"北さん"と

呼ばれているらしい
北信介
北信介
なんや、侑そんなあわてとって
羽音瓷○○(うおんじ)
羽音瓷○○(うおんじ)
怖いの?
そういうと侑はいらんこと言うなと言わんばかりに

睨んできた
北信介
北信介
侑?何しとるんや、やめ
宮侑
宮侑
すいません!!!
侑が

ぴしっとしてるのが

面白くて

笑いをこらえるのに必死だった
羽音瓷○○(うおんじ)
羽音瓷○○(うおんじ)
では、これで
北信介
北信介
あ、君にも話しあるんや、時間あるか?
羽音瓷○○(うおんじ)
羽音瓷○○(うおんじ)
ええ、ありますよ
なんのことだろうと思いつつ、北さんと呼ばれる人と屋上へと向かった
切ります!

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