第23話

もう…

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2021/07/10 10:52

羽音瓷○○（うおんじ）

何が目的？

呪霊「う…お…お前…」

まだ、ちゃんと話せない…？
誰の命令？

羽音瓷○○（うおんじ）

私？私が目的なのね。
誰？誰かの命令でしょ？出てきなさいよ

？？「あーい変わらず気づくの早いねぇ」

羽音瓷○○（うおんじ）

っっ…

そう言って現れたのは

























私の実の兄

…いや、元兄であった

羽音瓷翔吾(しょうご)

久しぶりだねぇ~

羽音瓷○○（うおんじ）

お兄ちゃん…

羽音瓷翔吾(しょうご)

ははっ、おぼえたんだ
俺の事

羽音瓷○○（うおんじ）

忘れるわけがないよ…

羽音瓷翔吾(しょうご)

なあ…取引しないか？

羽音瓷○○（うおんじ）

取引…？

羽音瓷翔吾(しょうご)

ああ…
お前がこっちに来る。条件の内容はまた言う。

羽音瓷○○（うおんじ）

は？行くわけないじゃん！！！

羽音瓷翔吾(しょうご)

あ？

ﾋﾞｸｯ…

羽音瓷○○（うおんじ）

お兄ちゃんのせいでどれだけの人が死んで、ままもぱぱも居なくなって…！！それなのに、、、私から何を奪うの？！どれだけ奪えば気が済むの？？ﾊｧﾊｧ…

羽音瓷翔吾(しょうご)

…ﾁｯ

お兄ちゃんは舌打ちをして消えてしまった

いつの間にか呪霊もいなくなり

周りには残骸と

静けさだけが残っていた

すると

どこからか温かいものが流れてきた

羽音瓷○○（うおんじ）

…？なみ…だ？

どうして、？

なんで今…泣くの？



ああそうか…。

私にとってお兄ちゃんという存在は偉大で

なくてはならないものだったんだ

理解した時にはもう

大粒の涙が止まらずにいた

羽音瓷○○（うおんじ）

ｳｩ…ｳｳｳﾜｱｱｱｱｱﾝ…

泣いた

沢山泣いた

声が枯れるくらい

頭が痛くなるくらい

泣いた

泣き叫んだ

気がついたらベッドの上だった

どうやって帰ってきたのかも

分からない…


















もう…


辛い

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作者ですっ！
更新遅くなりすみませんm(_ _)m

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第24話あれから

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なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。