第40話

一瞬の出来事
1,049
2020/11/22 14:35
19:03  











本当だったら…
私は…




今ごろ大好きな人と


一緒に踊ったダンスの動画を




2人で笑いながら









見てたんだろうな






































あなた

テオくんっテオくんっ

お願い…
あなた

ねぇ、テオくん…

あなた

なんで…

いやだ…いやだ…どうして…
あなた

起きて…?

あなた

笑って?

お願い…


















18:27







テオくん
テオくん
あなたに変なファンがついたらどーしよ
あなた

なに?w急に

テオくん
テオくん
いや、ちぃにさ、今結構ファンがついてるじゃん?
だから、あなたにも変な男のファンとかついたら嫌だなぁ…とかね?w
あなた

大丈夫だよw私そんなに可愛くないし

テオくん
テオくん
何言ってんのw俺の今まで見てきた女の子の中でTOP10には入るよ!?
あなた

おい?そこ1番じゃないんかい

テオくん
テオくん
wwww


信号が赤になる


テオくんは車を止めてドリンクホルダーに置いてある水に手を伸ばした



あなた

いっつもその水w

テオくん
テオくん
うん、美味しいw
あなた

へぇ〜

テオくん
テオくん
あなたも飲む?
あなた

じゃあ1口


私はペットボトルをテオくんから受け取った

目線をふと前に戻すと目の前から観光バスが向かってくる





あなた

えっ

時間がゆっくりに感じた







テオくんがハンドルを左にきったのか
車体は左に曲がる

バスが近づいてくるのが運転席側の窓から見える


でもそれは一瞬で


すぐに大好きな匂いに抱きしめられ、視界が真っ暗になった

































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作者
作者
すみません。
文字だけではどうしても伝わりにくいと思いますので、どのようなことが起こったのか、簡単に説明だけさせていただきます。
作者
作者
咄嗟にハンドルを左にきったので運転席側にガッツリバスが当たってしまう。
→運転席に座っていた人が助手席にいた人を守ったという解釈でお願い致します。

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