第20話

お持ち帰り
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2020/05/18 00:58
バタンッ

あなた

はぁ…はぁ…

テオくん
テオくん
久しぶりにこんな走ったなぁ〜
息切れをする私の横でテオくんとじゅっくんが笑う
ジュキヤ
ジュキヤ
大人3人が猛ダッシュしてんのww
あなた

もう、2人の声が大きいからこんな事になったんでしょ

テオくん
テオくん
まぁ、あの場所からジュキヤの家が近かったのが救いだな〜
ジュキヤ
ジュキヤ
で?詳しく聞かせてよ〜
テオくん
テオくん
ん?
ジュキヤ
ジュキヤ
あなたちゃんの事
テオくん
テオくん
あぁ、そうだな


それから私とテオくんの関係や私の事を話していつの間にか時間が過ぎていた
ジュキヤ
ジュキヤ
ふーん、じゃああなたちゃん、ねおちゃんと同い年?
あなた

あ、はい!

ジュキヤ
ジュキヤ
この年代は美人が多いんだな
いやいや、真顔でそんな事言われても
テオくん
テオくん
だーかーら、俺の!
ジュキヤ
ジュキヤ
はいはいw
あなた

あ、あのっ

ジュキヤ
ジュキヤ
ん?
あなた

そろそろ帰った方がいいですよね

もう外も真っ暗だし…
テオくん
テオくん
そうだな、俺あなた送ってくるわ
後でまた来る
ジュキヤ
ジュキヤ
じゃあ待ってるわ
あなたちゃん気をつけてね
あなた

はい、お邪魔しましました!





じゅっくんの家を出て帰り道をテオくんと歩く


テオくん
テオくん
ごめんな
あなた

え?

テオくん
テオくん
せっかくのデートだったのに
あなた

ううん、とっても楽しかったよ!

あなた

ありがとう

私がテオくんと目を合わせて笑顔でそう言うと
テオくんが足を止めた

あなた

何かあった?

テオくん
テオくん
いや?何でもないw
あなた

えぇ?気になる!

テオくん
テオくん
絶対言わねーw
あなた

なんで!w



テオくんは少し黙ってから
言葉を選ぶようにゆっくり口を開く
テオくん
テオくん
ありがとうって言った時の…
テオくん
テオくん
あなたのニコッてした顔
あなた

え?

テオくん
テオくん
そのまま家に持ち帰って食っちまいたいなぁ
テオくん
テオくん
とかね?w
あなた

じゃあ…

あなた

持って帰っちゃいなよ

何を言ってるんだ私は
テオくん
テオくん
えぇ?w
あなた

まだ一緒にいたいな〜

あなた

とかね?w

ちょっと調子に乗りすぎたかな?


テオくんが急に私の腕を引っ張って路地裏に連れ込む


ふわっといい香りがして唇に暖かいものが優しく触れた


テオくん
テオくん
そう言うこと、他の男に絶対言うなよ?
そのままテオくんに手を引かれてタクシーに乗った






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テオくん
テオくん
ただいまー!
じんたん
じんたん
おかえり〜…あれ?
あなた

お邪魔します…

ニコニコしてるテオくんを見て察したのかじんたんが少し笑いながら
じんたん
じんたん
俺今日夜出かけるからお留守番よろしくね〜☺️






ジュキヤ
ジュキヤ
あれ、テオくん?w

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