キーンコーンカーンコーン
終わったぁ〜!
この後…テオくんたちに会えるんだぁ…
どうしよ、ドキドキなんだけど
カバンを持って階段をおりる
もう校門にいるのかな?
外はとてもいい天気で…
ウィーン
校門の前に止めてある車の窓がゆっくり開く
えっと…助手席ですか?
いいんですか?
テオくんの隣…
恐る恐る助手席のドアを開けると、後部座席にはじんたんが座っていた
隣でテオくんが笑ってる…
いや、これ、大丈夫?
尊すぎませんか、え、ちょっと待って、
何が起きているの
ふわっとテオくんのいい香りがする
ガチャッ
もう半分夢心地のまま車は進んで行った…
左側の窓しか見られない…
何度か話しかけられて話したけれど、覚えてないw
もう、どうしたらいいのー!
数日ぶりにテオくんとガッツリ目が合った
ドキッ…
テオくんの口角が上がって…
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!