第32話

32
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2020/11/27 09:34
五条
五条
ねぇ聞いて?ねぇ?
夏油
夏油
…わかった聞くよ、聞くからどいてくれ
休みの日、夏油は平日に溜まった疲れをとる為、いつもより長く睡眠するつもりだった。しかしそれは叶うことなく夏油のベッドを椅子替わりにする五条によって夏油の休息は砕かれてしまった。
五条
五条
でさぁ〜…あなたが天使すぎるッ!
この話を聞くのは今日で何回目だろうか?そんな考えを頭の端に浮かべながらため息をつく。
五条
五条
なんだよ傑?俺が話してんのにため息つくとか最悪だろ?幸せが逃げるぞ?
その言葉に夏油は少しイラっとした。しかし夏油は殴り掛かりたい衝動をぐっと堪えて微笑んだ。
夏油
夏油
そうだね…先程逃げていったよ。悟のせいで
五条
五条
はぁー?意味わかんねぇ
自覚は無しか、とまたため息をつき夏油は欠伸を噛み締める。五条が部屋に来て惚気話をしなければもうとっくに夢の中だったはずだろうに、と落胆しながら悟の惚気話に耳を傾ける。
五条
五条
でさぁ〜そろそろだと思うんだよねぇ…SEX!
夏油
夏油
ぶっ…ゲホッ…ケホッ
五条の口からとび出た単語に夏油は飲んでいたお茶を吹きそうになる。期間に入ったお茶を追い出すように咳き込む。
夏油
夏油
悟…まさかとは思うけど…手を出すつもりかい?
恐る恐る問うてみた。
すると五条はきょとんとし高と思うとぱっと笑って答えた。
五条
五条
そのまさかだよ!まぁあなたがいいよって言ったらだけどね?それまでにAVとかエロ本とか見て予習しなきゃなぁ〜♪
五条はケラケラと笑いながらそう述べる。
五条のセリフから彼はDTなのだろうと予測できる。まぁ…私もなんだが。
夏油
夏油
絶対に無理矢理はよせよ?…それと高専ではヤるな…私の精神的ダメージが凄いことになる
そう述べた私に五条は笑いながら俺たち部屋隣だもんなー、と答えた。そうだよ…何が悲しくて同級生の夜の営みの音を聞きながら眠らないといけないんだ。ちなみに今は寝たい。
五条
五条
わーかってるって!それに難易度高いから…さぁ?
遠い目をしながら五条が紡いだ言葉に確かに、と夏油は頷いた。あなたのことだ不純異性交友反対とか言いそうだ。




それから五条のゲームに付き合わされ結局いつもと変わらない時間に眠りについたのだった。(午前3時)



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作者より

とてつもなく恋愛を書くのが苦手です。先に謝っておきます…ごめんなさい🙇‍♂️

これからR18表現がちょくちょく出てくると思うので閲覧の際にはお気を付けください!

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