第33話

33※R18(一応)
11,656
2020/11/28 10:22
この頃キスの回数が増えた…気がする。
と言うか部屋に連れ込まれる又は部屋に(勝手に)侵入されることが増えている。
今日もそうだ。任務が終わって部屋に戻ると五条くんがいた。
五条
五条
おかえり〜あなたお疲れサマンサ〜
そう言って玄関で出迎えてくれた五条はあなたの頭をぽんぽんと撫でた。その行為だけで怒る気が失せるのだから惚れた弱みは怖い。
夢主
ただ、いま
カタコトになりながらそう答えるとウケる〜、と笑われてしまった。それにむぅと頬を膨らませればフグみたい、と揶揄われキスを落とされる。
夢主
ん…
いつもと同じ触れるだけのキス、しかしいつもと違うことが一つ、何だがいつもより長い。苦しくなってきてトントンと五条の胸板を叩く。
服を着ていてわかりずらいが彼も男なのだ、鍛えられたからだは硬くしっかりとしている。そんなことを考えていると限界まで苦しくなりぷはっと口を開けた。その瞬間ぬるりと口内に舌をねじ込まれた。
夢主
んっむぅ!!?
夢主
んッ!むぅ、やッ…んちゅ
口づけのいやらしい水音が部屋にあなたの頭に響く。
いつもと違う口づけに脚が震え崩れ落ちそうになる。しかし崩れ落ちることはなく、五条の手によって腰を抱かれ支えられてしまう。
これ以上はダメだと五条の胸を叩く。
五条から伝ってきた唾液があなたの喉を通る。五条もどちらのものかわからなくなった液体をじゅるりと嚥下し唇を離した。
二人の間には混じりあった銀の糸が引く。
五条はそれに満足気に微笑んだ。
五条
五条
あなた…かぁいい♡
とろとろとした甘い声色でそう呟いた彼に姫抱きにされソファに運ばれる。
五条
五条
ねぇ…もっかいしよ?
そう言って首を傾げる五条はあなたが了承の言葉を言う前にあなたの唇を自身の唇で塞いだ。
夢主
ちゅ、んっ、はぁッ、んっ♡
五条はあなたの舌に自身の舌を絡ませ口内を舐る。ゆっくりと歯列をなぞり上顎を燻る。
二人の息遣いと淫らな水音が部屋に響く。
それが二人の欲情を煽り行為をエスカレートさせる。
五条
五条
あなたっ…あなた、好きッ
キスをしながら五条はあなたの名前を繰り返す。あなたはそんな五条の頭を優しく撫でた。のと同時に胸に五条の指がくい込んだ。

むにゅり。
夢主
…ッ!?!!!?
気づいた時には五条の頬にベチンと思いっきりマジビンタを食らわしていた。
あなたは目を白黒させつい先程までの行為で赤くなった顔で五条を睨みつけた。
夢主
まだッ…まだダメですッ!!!
そう言い放つとあなたは自分の部屋に五条を置いて隣の家入の部屋に逃げ込んだ。

後日五条はキレた家入にジャーマンスープレックスをキメられたとかなんとか…

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