第13話

考え
90
2023/09/23 05:30 更新
数日後。

通販で買ったワンピースや缶バッジが届いた。

両親への荷物の説明も程々に、私はすぐにそれを部屋に持って行った。
あなた
(だって推しに見てもらいたいとか理解してくれる訳ないし)
絶対「そんなことより勉強すれば?」とか返ってくる。

面倒なことにはなりたくない。
あなた
よし、それじゃ
あなた
開封ーっ
中には、ネットで見た画像の通りのワンピースとランダム缶バッジ10個が入っている。
あなた
(わぁぁ、可愛い)
ワンピースを眺めながら思う。

きっと目立てるだろうな……。
あなた
(さて、缶バッジも見てみないとね)
缶バッジは銀色の袋に個包装されている。誰のが当たるか、すごく楽しみだ。

私の推しはもちろんヒオルくんなのだが、他のメンバーが当たったとしても嬉しい。そういうものだ。
あなた
(でもヒオルくんが当たったら死ぬほど嬉しいけどね)
ルンルンで缶バッジを開封していく──この時間のドキドキはたまらない!

ところが、ヒオルくんの缶バッジは10個中2個だけだった。
あなた
うーん……
あなた
(割合としては普通だけど、2個……やっぱり少ない)
ここで私は迷った。

缶バッジが欲しいのは言うまでもないが、それに見合ったお金を用意できる自信がない。

でもこういうのって一定期間が経ったら消えてしまうかもしれない。
天使リースは今大人気だし、いつ売り切れてもおかしくないんだ。
あなた
うぅ……
小さく唸りながら、スマホの通販サイトを開く。

…………。

うん、高い😇

しかもぼんやりスクロールして商品を見ていたら、もはや全部欲しくなってしまった。

完全にやらかした。
あなた
さて、どうするか……
グッズ可愛い。尊い。欲しい。

貢ぎたい……。

そんな思いが強まったとき、私の中にある考えが浮かんだ。

『これ』には前にも助けられたことがある。

そう、それは──。








あなた
バイトがあるじゃん……!

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