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貴方side
まさかあれだけ言葉にしてくれるとは
思ってもいなかった…
あんなこと言われたこともなかった
銃が撃てて当たり前
ナイフを使えて当たり前
毒を作れるのも当たり前
暗殺ができるのも当たり前
大人数を1人で殺せて当たり前
任務ができて当たり前
そんな当たり前で私は育ってきた
そしてボスの口癖は
[お前の代わりは誰でもいる]
[手放そうと思えば1発だ]
その言葉が悔しくて必死に殺し屋としての
任務を果たしていた
だからそれ以上に暖かい言葉にはめっぽう弱い
Snow Manの温かさにやられている
でももう私の計画は止めれない
確実に殺してみせる
もしかしたら二度とSnow Manに
会えないかもしれない…
それくらい危険な計画
でも何としてもなしとげたい
ボスを……父を殺すために
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。