私は今空港にいるんだ。
昨日。9月28日。家を飛び出した。
あのとき本当は飛び出したりなんかしたらいけなかったんだ。
今日9月29日は。
Sexy Zoneの誕生日。結成日だから。
姫澤「今更後悔したって遅いんだけどなぁ……」
私はこれから海外へ行こうかなって。
逃げてるって思うかもしれないけど
今私は逃げなきゃ無理。
姫澤「こんな過激な名前。Sexy Zoneも今日で8歳。」
またね。日本。それと
Happy birthday Sexy Zone_____
佐藤side
今日は月が綺麗だ。
でもどこかかけている。
まるで今の俺らを表しているみたいだ。
本当はあんなに強く言いたくなかった。
追い出すような言葉を言いたくなかった。
あのとき追いかけていればよかったんだ。
今日9月29日はSexy Zoneの誕生日。
佐藤「もうセクゾも8歳になったんだね。小学二年生かな?笑」
中島「勝利。大丈夫。戻ってくるよ。」
俺の頬は冷たい水で濡れていた。
こんなにも泣き虫だったかな?
菊池「……あの飛行機にあいつ。いそう。なんとなく。」
北見「……勘違いかもしれないけど誰かこっちみてるような気がする。」
それは多分あなただよ。
だってさっきこんなメールが届いたんだ。
離れ離れでもHappybirthday_________
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!