第142話

んぁんえっちぃんっ。(全然🔞じゃない)
2,084
2020/01/08 09:19







姫澤「君の気持ちは……よく分かった…

でもっ…私にはっ……それがっ分からないっ!!!」










菊池「いやどっち。

分かったのかわかってねぇのかはっきりせぇ。」










佐藤「矛盾しまくってる」










姫澤「……可哀想だよね。

悪役って。ヒロインの子みたいに幸せになれない。」










中島「そうだねぇ……でもそういう子が

いてくれてるおかげでいい話になってるからね。」










姫澤「てかもうすぐで誕生日だなぁ。ふーとの。」










風翔「ふーと2月7日だよ!!」










姫澤「確か作者2月8日だよね?」










松島「去年誰からもお祝いされなくて泣いたって言ってた」←






マリ「僕はいつもファンのみんなにお祝いしてもらってるからね!」










姫澤「本当ずるいよね。

誕生日の日にファンのみんなと過ごせるなんてさぁ!!」










マリ「ふふーん!」










私も誕生日の日にLIVEやりたいなぁ。










まぁそれも叶わない夢。かな。










そう思いながらココアを飲もうと立ちあがると










ボニが足元でクルクルと回り出した。










姫澤「んー?ボニー?お散歩行きたいのー?」










そう聞くとキャンキャンと可愛い声をあげる










ボニ。










姫澤「ん。分かった。チャイも一緒に行こーね。」










そういうと短い足でてこてこと歩いてきた。










その姿が可愛くてついにやけてしまった。










佐藤「何怖い。うちのチャイそんな顔で見ないで。」










姫澤「え。ねぇ失礼すぎん?」←










カーテンをめくり外を見ると










どんより暗い。そして風も強そう。










姫澤「ボニ。チャイ。今日は散歩無し。寒い。」










そういうと分かりやすく










しゅんっとしてしっぽが下がった。










飼い主に似るって本当なんだなぁ。










こんな顔されたら行かないわけにも行かない。










部屋からダウンとカイロ。










ボニとチャイの上着をとってきて










飼い主さんに渡した。










中島「ん?ボニータ散歩行くの?」










姫澤「うん。行きたいって言うから。」










中島「そっか。俺もついてく。」










姫澤「じゃあ着せとくから上着とってきといて。」










中島「あいよー。」










佐藤「チャイ~?可愛いねー?

俺は今日ご飯作らなきゃだから行けないの。ごめんね?」










そういう勝利に怒ったのか










がるるるるるとチャイがないた。










佐藤「んーごめん~……チャイのこと大好きだよ?

嫌いになったわけじゃないんだけどなぁ……」










ボニに上着を着せると










まるで「さっさと行くわよ」とでも言ってるかのように










堂々と歩いていった。










相変わらずお嬢様なんだよなぁ……絶対健人くんのせいだ。










姫澤「チャイ~!!おいでー!行くよー!!」










そう玄関から声をかけると










しゃかしゃかと音を立てて走ってきた。










中島「ほら。チャイ。リードつけるから。」










健人くんが太ももをポンポンとすると










そこにちゃんと乗り大人しくリードをつけられるチャイ。










その光景に嫉妬したのか










ボニはそっぽをむいて










ムスッとした顔をしていた。










中島「……何。可愛いんですけど。」










姫澤「ボニは私がいるから大丈夫!!」










そう声をかけても一向に機嫌を直さないお嬢様。










これは困ったなぁ……散歩行けないよ…










姫澤「……ボニ。今日の夜ご飯何か知ってる?」










そういうとチラッとこっちを見るボニ。










姫澤「……ボニのお気に入りのドックフードだーーい!!!」










そういうと顔を上げ










またまた「さっさと行くわよ」と言い出しそうな堂々とした姿になった。










中島「よし。行くかぁ。」










ドアを開けると想像以上に寒い外。










でもチャイやボニは平気そう。










姫澤「お前らはいいよなぁ……毛があるもんなぁ……

あー寒っ。さっさと行くわよ!!!」










お嬢様の言葉を借りて










公園へとむかった。










プリ小説オーディオドラマ