第150話

ananとバレンタイン
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2020/02/01 10:02









菊池「…誰だよこんなにanan買ってきたやつ。」










俺の目の前にひろがるananで埋め尽くされた床。










軽く50冊はある。










100冊くらいあんじゃねーの?










中島「俺も分かんないけど多分あなただろうね。」










こんなに綺麗に並べたがるのはあなたしかいない。










とここにいる誰もが思っている。










でもその本人は今ここにいない。










佐藤「こんなにいらないし……」










そういう勝利がananを片付けようとすると










中から一枚の紙が落ちてきた。










佐藤「何これ。」










紙を拾った勝利の周りに俺らは集まり後ろから覗く。










松島「バレンタインのチョコ……??」










そこに書いてあったのは










" バレンタインチョコが欲しければこの家の中にある

10個の薔薇を探せ!!! "










なんてめんどくさい事をしてくれるのだろうか。










素直じゃねぇなぁ……あげたくて仕方ないのに。←










菊池「…探すかぁ。」










マリ「僕の部屋あるかなー?!?!」










マリウスは真っ先に自分の部屋を探しに行くし










松島は風呂探しに行くし










中島は姫の部屋~♡とか言いながらあなたの部屋探しに行くし










勝利は至って普通。ではないけどなんかブツブツいいながら










チャイの部屋の中を探している。










俺も探すかぁ。










こうしてバレンタインチョコをかけた俺達の薔薇探しがはじまった。

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