中島side
はぁ……俺…必要とされてないのかな……。
スタッフ「今日は終わり!またあしたね!」
その声が聞こえると急いで荷物をまとめる。
きっと、絶対。
準備してくれている、そう思って。
中島「北見!早く車出して!はやく!!」
北見「何そんなに急いでんの、
ちょっと待って、今ダブチ食ってる。」
中島「あぁもう!俺が運転する!!北見邪魔っ!!」
北見を運転席から降ろし後部座席につめこむ。
そして俺は運転席に乗りシートベルトを締め
車をちょっとスピードを上げて走らせる。
中島「なんでこういう時に限って赤…!!!」
小声で北見が後ろでなんか言ってるのが聞こえたけど
あんまり気にせず今は急いで帰る、それに集中した。
中島「ついたっ!!!」
北見「中島財布忘れてる」
中島「え?!あ、うん」
急げ急げ急げ……
中島「たっだいまー!!!!!」
シーン
……え。
姫澤「あ。おかえり。」
そこにはソファに座ってポテチを食べてるあなたの姿が。
嘘だろ……俺…。
姫澤「ちょぉっとごめんね~…健人くん。」
そのあなたの声とともにあなたが持ってた
ネクタイにより俺の視界は真っ暗になった。
ちょ、あなた…そういうプレイ……好きなの…?←
あなたにだったら……されても…いいけど…。←
姫澤「ごめんね、ちょっと健人くん着替えよ」
中島「ちょ、あなたっ俺そういうのっ……!!」
姫澤「ちょっと健人くんうっさい。」←
中島「でもっ、」
姫澤「わかった、わかったから怖くないって」
なんでかわかんないけどあなたは俺のことを抱きしめて
頭をポンポンと優しく撫でる。
……幸せ。誕生日、祝ってもらわなくてもいいかも。←
姫澤「駿くん、下だけやってくれる?」
中島「へっ?!」
下…下…俺の…俺のオレがっ……!!!←
中島「いやだっ!!あなたがいいっ!!いやっ!!」
北見なんか絶対いや!!あなたの方がいい!!
姫澤「はぁ、もう仕方ないなぁ。
じゃあちょっとごめんね。」
あなたの手によって脱がされていくズボン。
俺、本当にこのままあなたに…。
なんて思ってたら寒かった足に何かを履かされた。
ん、何これスーツ?
中島「あなた…?なぁに?これ」
姫澤「今はまだ言えないなぁ。でもカッコイイから大丈夫。」
姫澤「健人くんバンザイして」
抵抗するまもなくまだバンザイさえしてないのに
あなたは俺が着てた服を脱がせていく
そしてワイシャツなのかなんなのか
ボタンをプチプチととめる音がする。
そしてその上にジャケットと思われるものを羽織らされる。
本当に何これ。変なやつじゃないんだよね。
姫澤「駿くーーん!!あれ?!行っちゃった?!
マジかよ……健人くんごめん。歩きで行こ。」
やっとネクタイを外してくれるのかと思ったら
そのまま俺を立たせてゆっくりね~なんて言いながら
俺を移動させるあなた。
中島「なぁちょっと待って、これで外出るの俺?」
姫澤「本当は車で移動する予定だったんだけど駿くん行っちゃったから」
俺マジで変人だと思われるし恥ずい。嫌なんだけど。
姫澤「……ごめんファンの子にバレてる」
中島「…ねぇもうやぁだっ……泣」
姫澤「でもカッコイイよ。ねぇカッコイイ泣かないで。」
『カッコイイです!!健人くん!!ちゃんとカッコイイ!!』
『そうだよケンティー!!大丈夫!!泣かないの!』
『中島!お前のスタイルにはその服が抜群に似合ってる!』
なんて至る所から声がまう。
……ふんっ。知らないしっ。
姫澤「写真撮んなやクソガキ。」←
中島「女の子なんだから言葉気をつけて」
姫澤「お前警察に訴えんぞ厨二病のクソガキ。」←
中島「あなた。怒るよ」
姫澤「ちょっと健人くん待ってて。」
そうして目隠しがされてるから何も出来ない俺はただ突っ立ってるだけ。
姫澤「写真撮んなって言ってんの!!日本語わかる?!」
『アイドルがそんな口聞いていいんですかー??笑』
姫澤「ふっ。アイドルに向かってそんな口聞いていいんですかー??」
『…っ……』
姫澤「ケンティーガールでしょ?
セク姫にたっくさん写真載せとくからそれ保存して?」
『はい……ごめんなさい…』
姫澤「んじゃそれ削除させていただきまーす。」
姫澤「さぁ行こう!!」
中島「んわっ!走んないで!!」
いっけなーい!セクシーセクシー!
俺一人しかいないキラキラアイドルケンティー!
今日俺の誕生日なのに誰にも祝ってもらえなくて萎えぽよの状態で
家に帰ったらあなたに急に着替えさせられて挙句の果てには
目隠しされた状態で外を歩かされちゃった!!
次回!!俺どこに連れてかれるの?!
今の俺の格好何?!
てか俺の誕生日ってこと知ってる?!
の豪華3本だてだよ!!!来週も見てね~!!!!←