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第4話

4話
階段を下りながらぼんやりと考える。

あー……お腹空いたな……。何か食べとけばよかった……。

そんな風に、気が緩んでいたからかもしれない。


窓の外から聞こえたスズメの声に、“体が反応”してしまった。


ピクッ、と動くと同時、頭とお尻に『あの感じ』。

「!!」

やばい!と思うより早く、両手で頭に生えた二つの『それ』を覆い、頭の表面に押さえつけて隠す。お尻のは背中を壁につけることで隠した。

ちょうど階段の踊り場にいて助かった。誰にも見られてな……。


「…………」

……かった。いた。神谷が。

背中を壁につけるためにぴったり180度体を回転させたせいで、私は神谷と向かい合う形になっていた。

神谷が目を見開いたまま階段の途中で止まっている。

失敗した。確実に見られてしまった。



私の、『秘密』を――。