第27話

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2022/05/13 12:39
柾哉くんとの生活も慣れてきた12月。

テストも終わり、間もなく冬休み。

「あなたちゃんさ、冬休み予定とかある?」

よ、よてい!?

特にない…。

「特にないですね…」

友だちはいるけど、部活だろうし、彼氏なんていませんから。

「オンラインイベントが終わったら、少しの間お休みがもらえるからさ」

何かしたいな~と思って…とのことですが。

何かするとは!?

「うーん…。私は、特に思いつかなくて…。」

「そっか~。じゃあ、何か考えとくね~」

考えておくとは!?

って、私が意見を言わないから、そりゃあ、そうなりますよね。

「あなたちゃんにとって、思い出に残ることをしたいな~」

柾哉くんが私のために考えてくれてる…。

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このときの私は、知らなかったのです。

まさか、今まで生きてきた18年間の中で、

一番濃い思い出になることなど。