第5話

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2021/02/21 08:05
涙も少し落ち着いてきた頃
私はこの状況が危険だということ
を思い出した


瓦礫の下でお母さんからは
たくさんの血が出ている
あなた
お母さん?
お母さん
お母さん
どうしたの?☺️
お母さんは優しいく微笑んはいるが
返事が心做しか弱く聞こえる
あなた
大丈夫?
お母さん
お母さん
全然大丈夫
それより助けを呼ばないと
お母さんはもう大きな声も出せないくらいに弱っていた
あなた
誰かー
助けてください!!!
あなた
誰かー
しばらく叫んでいると
男性数人がきずきこちらへ来てくれた
???
???
大丈夫ですか?
??
今助けます!
そういうと男性数人が瓦礫を少しのけ
私を引っ張り出してくれた


私はお母さんが覆いかぶさっていたから
隙間ができて脱出できたが



お母さんの足には大きな瓦礫が挟まっており
引っ張り出せなかった
そしてお母さんの意識が薄くなっていく中
お母さん
お母さん
あ、、れ?、
宮近くん、、たち?、、
宮近海斗
え、裕子さん!?
優子とはあなたのお母さんの名前です
その謎の男性達はお母さんと知り合いのようだ
中村海人
すぐに助けます
お母さん
お母さん
まって、
多分私は助からない
あなた
なんでよ
あなた
きっともうちょっとで
この瓦礫も退けれるから!
私はお母さんの方へ行こうとした
あなた
痛っ!
私も足を怪我していて
歩ける状況じゃなかった
あなた
お願いします
お母さんを助けてください!!
そう宮近と呼ばれていた人に
お願いをした
宮近海斗
わかった
絶対たすけるからね
そういうとみんなで
瓦礫を持ち上げようとしたり
色んな方法でお母さんを助けようとした
お母さん
お母さん
あなた逃げて
あなた
いやだ!!!!
あなた
絶対いや!
お母さんは今にも消えてしまいそうな声で
私に語りかけた
お母さん
お母さん
愛してる
あなた
ねえ、待ってよ
すると地震で壊れた家に火がついて
こっちに燃え広がってきた
お母さん
お母さん
あなた早く逃げなさい
あなた
嫌だ
お母さんを置いていけないよ
そう言うとお母さんは
お母さん
お母さん
宮近くんたち
すぐにあなたを連れてにげて
お願い
火の手はもうすぐそこまで迫っていた
男の人たちはみんな泣いていた
宮近海斗
分かりました
そう言うと1人の男の人がこっちに来た
中村海人
あなたちゃん?
行こう
あなた
嫌です
あなた
あなたたちだけで逃げてください
もう既に炎は
お母さんに覆いかぶ去っている
瓦礫にまで燃え移っていた
お母さん
お母さん
あなたずっとそばにいるよ
お母さんはそういうと
炎の海に飲み込まれていった
私は泣き叫んだ













中村海人
あなたちゃん、
いくよ
そう言うと私は男の人に
おんぶされた
もう暴れるほどの気力はなかった
宮近海斗
早く逃げよう
そして私たちはそのばから離れた

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