第7話

朝食
462
2018/09/15 23:47
朝、いつものように、リビングに来ると、お兄ちゃんが珍しく朝食を作っていた。
浦田直也
浦田直也
あ、あなたおはよ~
私
おはよ…お兄ちゃんなんで料理してんの?
浦田直也
浦田直也
それはな~…たまには俺もやった方がいいだろ?いつもあなたに作って貰ってるし
私
でも、私が言うと「めんどくさ~、あなたが作ってよ」って言って、結局やってくれないじゃん
浦田直也
浦田直也
その時は、大体夜遅くまで仕事だったとか、全然寝てない時だからだよ…多分
変なの。
急に優しいとか意味わかんないし。
……ん?
私
…お兄ちゃん
浦田直也
浦田直也
なんだ?
私
それ、焦げてない?
お兄ちゃんが振り返ると、真っ黒になった目玉焼きが現れた。
浦田直也
浦田直也
うわぁ~~~~!
お兄ちゃんが急いで火を止める。
私
慣れないことするからだよ…後は私がするから
浦田直也
浦田直也
あなたごめん…
私
いいよ別に
その時、家のインターホンが鳴った。
私
真ちゃんと秀太?実彩子?早くない?
浦田直也
浦田直也
俺出てくるわ
私
うん
與真司郎
與真司郎
あ、浦田さん!おはよう!
来たのは真ちゃんのようだ。
浦田直也
浦田直也
おはよ、真司郎
早くない?
與真司郎
與真司郎
今日さ、家に誰もおらへんくて、俺料理出来ないから、ご飯食べさせてくれへん?
浦田直也
浦田直也
そうか!全然いいよ!な、あなた?
私
何が~?
浦田直也
浦田直也
ま、とりあえず入りな
與真司郎
與真司郎
おじゃましまーす
私
あ、真ちゃん
與真司郎
與真司郎
あなたおはよ~
私
おはよ~
與真司郎
與真司郎
朝ご飯、いつもあなたが作ってるん?
私
うん
お兄ちゃんは料理出来ないから
浦田直也
浦田直也
いちいち言わなくていいだろ!
私
言ってもいいじゃん
てか、真ちゃん早くない?
與真司郎
與真司郎
そのことなんやけどさ、俺の家、誰もおらへんから、ご飯食べさせてくれへん?
私
そういうことか!
全然いいよ~
與真司郎
與真司郎
ほんまに⁉ありがとう!
私
いーえ(笑)
そして、朝食が出来上がり、みんなで食べた。
與真司郎
與真司郎
あー、美味かった~!
ほんまにありがとう!
私
いいよいいよ!
夜はどうするの?
與真司郎
與真司郎
コンビニで買ってこようと思っとる
2食もお世話になるのは申し訳ないし
浦田直也
浦田直也
え~?夜もウチで食べればいいのに~
私
うんうん
與真司郎
與真司郎
え、いいの?
私
いいよ!真ちゃんだから!
與真司郎
與真司郎
…あなたありがとう~!
浦田直也
浦田直也
ま、さっきの言い方だと秀太はダメみたいだけど(笑)
私
え、そういうつもりで言ってない!
與真司郎
與真司郎
笑笑
まあ、真ちゃんが喜んでくれたからいっか!

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