ピンポーン。
家のインターホンを鳴らしても、真ちゃんは出てこない。
あれ?
不思議に思っていると…
道路の方から、真ちゃんが走って来た。
どうりでインターホン鳴らしても誰も出ないわけだ。
真ちゃんの部屋に案内され、私達は真ちゃんの部屋に入った。
真ちゃんが部屋から出ていった。
改めて、真ちゃんの部屋を見回す。
だいぶ雰囲気変わったな~。
私は、机の上にある、1枚の写真に目が釘付けになった。
その写真には、幼い男女3人の子供が映っていた。
その時、部屋のドアが開いた。
よく見ると、幼い頃の私達だった。
確かに、ここまで仲の良い男女の幼馴染みって、そう沢山いないよね。
私達が今もずっと仲が良いのは、この写真のおかげでもあるのかも。
私は、唾を飲む。
緊張した空気が漂う中、真ちゃんが口を開いた。
どういうこと…?
どうしよう…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。