第2話

どっち?
1,393
2018/03/04 01:39
テオ
俺のものになってよ
じんたん
ふぇぇ!?
もう1人の俺はじんたんに告白(?)をした。
じんたんは軽くパニックになっているようだ。

ていうかなんで、なんでもう一人の俺なんかに…
テオくん
((渡してたまるか…))
俺はグイッとじんたんの腕を引っ張って
腕の中に収める。
じんたん
え!?て、テオくん!?
じんたん顔真っ赤w
そんな事を考えながらもう一人の俺を睨みつける。
テオくん
なんでテメェなんかに俺のじんたんを渡さなきゃなんねぇんだよ
テオ
俺の?
笑わせんなよ。まだ1度も思いを伝えられていないくせに
テオくん
…っ!
確かにそうだ。
俺はこの重い重い気持ちを隠し通してきた。
スカイピースとの関係を続けるために。
でも、でも
こんなやつに…俺のじんたんを渡すわけにはいかないんだ。
テオ
図星だろ?
大人しく俺のじんを寄越せよ
俺ともう一人の俺は睨み合った。
すると
じんたん
ま、待って!ねぇ!2人とも!
喧嘩はやめてよ!
俺と俺の間に割って入ってきたじんたん。
本当に優しいやつだな。
テオ
わかったわかった。
喧嘩はやめるよ
テオくん
確かに俺もじんたんの悲しむ顔を見たくないしな
じんたん
良かった…
テオ
んじゃあ寺島、こうするか。
2週間以内にじんを落とせた方が勝ち。
どうだ?
じんたん
はぁ!?!?
じんたんはひどく驚いている。

面白いこと言うじゃん。
テオくん
乗った。
その代わり、俺が勝ったら2度と姿を見せんなよ
じんたん
え、ちょ、え…?!
テオ
いいだろう。
それはお前もだからな
テオくん
あぁ、いいぜ
こうして、2週間の俺と俺による
じんたんの取り合いが始まったのだ。
……To be continued

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