もう1人の俺はじんたんに告白(?)をした。
じんたんは軽くパニックになっているようだ。
ていうかなんで、なんでもう一人の俺なんかに…
俺はグイッとじんたんの腕を引っ張って
腕の中に収める。
じんたん顔真っ赤w
そんな事を考えながらもう一人の俺を睨みつける。
確かにそうだ。
俺はこの重い重い気持ちを隠し通してきた。
スカイピースとの関係を続けるために。
でも、でも
こんなやつに…俺のじんたんを渡すわけにはいかないんだ。
俺ともう一人の俺は睨み合った。
すると
俺と俺の間に割って入ってきたじんたん。
本当に優しいやつだな。
じんたんはひどく驚いている。
面白いこと言うじゃん。
こうして、2週間の俺と俺による
じんたんの取り合いが始まったのだ。
……To be continued
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!