第45話

いざエンデヴァー事務所へ!
281
2023/02/26 06:00
私の家出事件以降、私の気持ちの整理がつくように気を使ってくれたのか、

かつ兄はその後一度もその話題に触れなかったし、父さん、母さんも普段通りを演じてくれていた。

赤羽にも、続きの話は、まだ聞きには言っていない。


なんといっても、今日から職場体験。


不要な悩み事を抱えている暇はない。


朝、家を出発する時、かつ兄が妙に普段より早起きで、私の分の朝食まで準備しれくれたのは、


一週間、お互い顔が見られないのが寂しいからだろうと、私は察していた。


ただ、口に出して言ったら、かつ兄の機嫌を損ねかねないから、そこは黙って感謝の意だけ伝えた。


かつ兄は、ベストジーニストの事務所に行くようで、途中の駅まで一緒に行くことにした。


爆豪勝己
爆豪勝己
てめぇが、半分野郎と同じ事務所なのは正直、不安でしかねぇ。
爆豪(なまえ)
爆豪あなた
ま、まあ、別に寝る部屋が一緒とか、そういうわけじゃないだろうから、、
爆豪(なまえ)
爆豪あなた
それに、男子だったら峰田とかアホ面よりはましでしょ、?
爆豪勝己
爆豪勝己
全然ましじゃねーわ!
爆豪勝己
爆豪勝己
涼しい顔でで天然なフリなしてる奴が、1番予想できなくてアブねぇんだわ!
爆豪勝己
爆豪勝己
気ぃつけろよ!
爆豪(なまえ)
爆豪あなた
、、あ、、。
轟焦凍
轟焦凍
おはよう、あなた。
爆豪勝己
爆豪勝己
気安く下の名前で呼び捨てすんな!
爆豪勝己
爆豪勝己
あと、俺だけ無視すんなや!
爆豪(なまえ)
爆豪あなた
、、今の、、聞こえてた、、?
轟焦凍
轟焦凍
聞こえてた。
爆豪(なまえ)
爆豪あなた
、、あっ、そうか、。ごめん。
普通は空気読んで、聞こえてなかった!って言うところなんだけどな、。

やっぱり天然というか馬鹿正直というか







『次は〇〇駅です。』
爆豪(なまえ)
爆豪あなた
あ、兄貴。ここで私達降りるから
爆豪勝己
爆豪勝己
そうかよ。何かあったらすぐに連絡寄こせよ。
爆豪(なまえ)
爆豪あなた
うん。ありがとう!
轟焦凍
轟焦凍
分かった。
爆豪勝己
爆豪勝己
おめぇには言ってねぇわ!
轟焦凍
轟焦凍
そうなのか?
爆豪(なまえ)
爆豪あなた
、、一緒にいちゃいけない二人だなこりゃ。
なんとか事務所にたどり着くと、厳かな面持ちの事務所が現れた。

さすが、No.2だけあって、とても広い。


中から出迎えてくれたのは、エンデヴァー本人だった。


面と向かってあうのは初めてだから緊張するな、、。


エンデヴァー
よく来たお前たち。
すごい、、。


画面越しに見ていたよりも大きく感じる。


私二人分くらいの身長も横幅もありそうだな、、。
爆豪(なまえ)
爆豪あなた
ば、爆豪あなたです。お初にお目にかかりますエンデヴァーさん!
爆豪(なまえ)
爆豪あなた
よろしくお願いします!
エンデヴァー
待っていたぞあなた。体育祭で見たときに、君の個性が面白いと思ってな。
爆豪(なまえ)
爆豪あなた
こ、光栄です!
エンデヴァー
んで、ぜひ焦凍に嫁いでは貰えないかと思ってな。
爆豪(なまえ)
爆豪あなた
、、。
ん?今嫁ぐって言ったか?

言ったよな、、。
爆豪(なまえ)
爆豪あなた
はい?
轟焦凍
轟焦凍
おい、親父。その話は今するもんじゃねーだろ。
エンデヴァー
、、まあ、いい。
いや、全然、良くないんだが。
エンデヴァー
今日は、仕事の内容を説明するだけで、本格的な活動は明日からだ。
エンデヴァー
近頃、保須で、ヒーローが切りつけられる事件が複数挙がっている。
エンデヴァー
よって明日は保須に出張してパトロールを一緒に当たってもらう。
爆豪(なまえ)
爆豪あなた
わかりました。
轟焦凍
轟焦凍
まず、荷物を置きたいから、部屋に通してくれねぇか?
エンデヴァー
そうだな。
エンデヴァー
よし、こっちだ。ついてこい。
ピューン!
爆豪(なまえ)
爆豪あなた
ええ!めっちゃ速い!
轟焦凍
轟焦凍
走るぞ!見失っちまう








爆豪(なまえ)
爆豪あなた
で、、何故二人で、部屋一つなんですか、、?
エンデヴァー
いずれ、契りを結ぶ者同士だから当然だろ。。
爆豪(なまえ)
爆豪あなた
こんなに事務所広いなら他に部屋余ってますよね!?
爆豪(なまえ)
爆豪あなた
あと、なんか勝手に結婚することになってるんですけど
轟焦凍
轟焦凍
、気になるなら、俺は別に野宿でもいいが。
爆豪(なまえ)
爆豪あなた
(ハッ!?)ご、ごめん!それは申し訳ないから、2人一部屋でもういいよ!
ほんと、エンデヴァー家の常識ってどうなってんだろ
轟焦凍
轟焦凍
家は、姉さんと同じ部屋で寝ているから、違和感は感じねぇんだが、嫌だったか?
ん?高校生男子がお姉ちゃんと一緒に寝てる、、。


いや、でも私もかつ兄と寝る時もあるから、兄妹って、それがふつうなのか、、?


まあ、寝るだけだし、轟だし、大丈夫か。
爆豪(なまえ)
爆豪あなた
気にしてないよ?ただ、布団まで横に並べてあるからさ、、
エンデヴァー
じゃあ、とりあえず、荷物をおいて、事務所のロビーに戻ってこい。いいな?
爆豪(なまえ)
爆豪あなた
はい!
轟焦凍
轟焦凍
ああ。
なんだかんだで今日の活動が無事終わり、私達二人は床につこうとしていた。


本当なら、布団を離して寝たかったんだが、それだと轟のことを避けてるみたいで可愛そうだし、轟自身は全く気にする素振りを見せなかったので


そのまま横に並んで寝ることにしたのだが、、、




爆豪(なまえ)
爆豪あなた
、、、イテッ!
轟焦凍
轟焦凍
Zzz
爆豪(なまえ)
爆豪あなた
なんだ、、?って、轟の腕が私の布団にまで進出してるじゃん
轟焦凍
轟焦凍
Zzz
爆豪(なまえ)
爆豪あなた
、、、。
全く起きる気配を見せずに、轟が、私の布団へ、寝返りするたびに転がって進出してくる。



イケメンって、寝相がいいイメージだけど、、、


轟って、寝相悪い、?
爆豪(なまえ)
爆豪あなた
、、ちょ、もう少しあっち行ってくれっ!
轟焦凍
轟焦凍
Zzz
爆豪(なまえ)
爆豪あなた
うわっ!私抱き枕じゃないぞ!
轟に手足でガッツリホールドされてしまった私は、身動き一つとれない。


しかも轟が寝返りするたびに、私まで転がされるから全く眠れない!


轟を流石に起こそうと思って、顔を覗き込むと、


まるで、天国にいるかのように少しほほえみながら穏やかな表情で眠っているもんだから


起こすのも気の毒に思えてしまう、、。


毎晩のお姉ちゃんの苦労が感じられて涙が出るよ。ほんと。
爆豪(なまえ)
爆豪あなた
寝不足確定だな、こりゃ。

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