第7話

"お姉ちゃん"だもの!!!
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2020/06/30 08:00
(なまえ)・ルージュ
あなた・ルージュ
ハッ…!!!!
ここ…は?

私が起きたら、そこは私の部屋だった。


なんでここに…??

あなた…大丈夫か?
怪我は?
他に痛いところとかある?
(なまえ)・ルージュ
あなた・ルージュ
ううん、大丈夫。
あ!それよりリイヌは!?
私、謝らないとッ!!!
リイヌは…『もうお前に会えない』って言って部屋に閉じこもってしまった。
(なまえ)・ルージュ
あなた・ルージュ
え……な、なんで!?
リイヌは、あなたが怪我をしたのは自分のせいだって言ってたんだ。
(なまえ)・ルージュ
あなた・ルージュ
ち、違うよ!!私のせいだよ!!
私がリイヌの言うことを聞かなかったからッ!!
分かってる…でもリイヌは魔法を使ったんだろ?
(なまえ)・ルージュ
あなた・ルージュ
う、うん…
私が使ってってお願いしたから……
リイヌは、魔力が制御出来なくて昔の家でいじめられていたことは知っているだろう?
(なまえ)・ルージュ
あなた・ルージュ
う、うん……
(なまえ)・ルージュ
あなた・ルージュ
ハッ…もしかして!!!
そう、俺たちはリイヌにお願いしたんだ。『極力魔法を使うな』って。
(なまえ)・ルージュ
あなた・ルージュ
じ、じゃあ私が怪我をしたからリイヌは……

どうしよう…


このままじゃ形は違うけど、リイヌを1人にしてしまうッ!!!
(なまえ)・ルージュ
あなた・ルージュ
絶対にさせないッ!!!
ッ…!?
あなた、どこに行くんだ!!


私は、走ってリイヌの部屋に向かう。


ダメだ!
今、リイヌを1人にしたらダメだッ!!


私はリイヌの部屋につき、扉を叩いた。
(なまえ)・ルージュ
あなた・ルージュ
リイヌ!!リイヌ!!
ここを開けてッ!!
リイヌ・ルージュ(莉犬)
リイヌ・ルージュ(莉犬)
……ダメだよ。お姉ちゃん。
(なまえ)・ルージュ
あなた・ルージュ
どうしてッ!!!
どうしてリイヌが責任を感じるの!?
私が悪いのに!!
リイヌ・ルージュ(莉犬)
リイヌ・ルージュ(莉犬)
ごめん…なさい…
俺が…もっとちゃんとしていたら……
(なまえ)・ルージュ
あなた・ルージュ
…………
リイヌ・ルージュ(莉犬)
リイヌ・ルージュ(莉犬)
こんな俺は…1人で孤独に…生きていったほうがいいんだ……








.




(なまえ)・ルージュ
あなた・ルージュ
そう…それがあなたの気持ちなのね……
(なまえ)・ルージュ
あなた・ルージュ
リイヌ!!
扉の近くにいるなら離れてッ!!!
リイヌ・ルージュ(莉犬)
リイヌ・ルージュ(莉犬)
え……ッ?

その瞬間


ガッシャーン


リイヌの部屋の扉が壊れる音がした。

リイヌ・ルージュ(莉犬)
リイヌ・ルージュ(莉犬)
え…ッ!!?

リイヌは目を丸くして私を見つめた。



それはそのはず……



だって、私がリイヌの部屋の扉を斧で壊したのだから。

リイヌ・ルージュ(莉犬)
リイヌ・ルージュ(莉犬)
な、なんで…
(なまえ)・ルージュ
あなた・ルージュ
なんでって……
そんなのお姉ちゃんだもの!!
リイヌ・ルージュ(莉犬)
リイヌ・ルージュ(莉犬)
え…?
(なまえ)・ルージュ
あなた・ルージュ
私はもう、あなたのお姉ちゃんなのよ?
私が弟のリイヌをひとりぼっちにさせるような最低のやつに見える??
リイヌ・ルージュ(莉犬)
リイヌ・ルージュ(莉犬)
み…見えない……
(なまえ)・ルージュ
あなた・ルージュ
でしょ?
それに、リイヌは1人でいたいのかもしれないけど私はリイヌと一緒に居たいわ!
(なまえ)・ルージュ
あなた・ルージュ
せっかく可愛い弟ができたのに一緒に居れないなんて悲しいじゃない!!
リイヌ・ルージュ(莉犬)
リイヌ・ルージュ(莉犬)
お姉ちゃん……
(なまえ)・ルージュ
あなた・ルージュ
ねぇ、リイヌ。
私は怒ってないよ…?
(なまえ)・ルージュ
あなた・ルージュ
なんなら、私が怪我したのは自業自得だし!だから、リイヌは悪くないよ?
(なまえ)・ルージュ
あなた・ルージュ
だから、これからも私の傍にいてくれない??
リイヌ・ルージュ(莉犬)
リイヌ・ルージュ(莉犬)
ッ……また、俺の魔法で怪我させちゃうかもしれないよ…?
(なまえ)・ルージュ
あなた・ルージュ
なら、リイヌも魔法を上手く操れるように一緒に練習しましょう??
私と一緒なら楽しいし、お互いを支え合えるから一石二鳥でしょ?
リイヌ・ルージュ(莉犬)
リイヌ・ルージュ(莉犬)
ッ……お姉…ちゃん!!!

リイヌはそう言って私に抱きついてきた。


私はそれを受け止める。

(なまえ)・ルージュ
あなた・ルージュ
よしよし、リイヌ。
よく頑張ったね!
リイヌ・ルージュ(莉犬)
リイヌ・ルージュ(莉犬)
ッ…!!!
ありッ……ありが…とう!!

私とリイヌが抱き合っていると、後ろから誰かが入ってくる音がした。




もう、誰よ…せっかくいい所なの……に…











あなた~~???(((((圧
(なまえ)・ルージュ
あなた・ルージュ
‪Σ( ˙꒳​˙ ;)ビクッ

お、お母様……
何をやっているのかしら??🎶
(なまえ)・ルージュ
あなた・ルージュ
こ、これはですね~…
深いわけがありまして…( ;´꒳`;)
問答無用ッ!!!
私の部屋で "ちょっと" 話しましょうね!!
(なまえ)・ルージュ
あなた・ルージュ
いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
(なまえ)・ルージュ
あなた・ルージュ
お母様の "ちょっと" は、"ちょっと"じゃないよぉぉぉぉぉぉぉぉお!!!



そして、私はお母様に引っ張られて2時間お説教コースを受けた。
















リイヌ・ルージュ(莉犬)
リイヌ・ルージュ(莉犬)
ふふ‪ッw‪w‪w
お姉ちゃん…ありがとう…!











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