はぁ〜、笑美行っちゃったなぁ
聞きたいことたくさんあったのに…
俺の聞き方がまずかったか?
キーンコーンカーンコーン
あ、3限目終わっちまった
さすがにだほも教室戻ってるよな
さっ、教室帰ろ
モ 「お!シルクおっかえり〜」
シ 「おう、ただいま」
マ 「で、肝心の笑美は?」
シ 「見つけたけど逃げられちまったwww」
モ 「なんだそれwww」
シ 「そういや、だほは?」
マ 「へ?一緒にいたんじゃねぇの?」
シ 「いや、途中で置いてきてちまったんだよ」
モ 「とにかく帰ってきてねぇよ?」
ドタドタドタドタ
モ 「え?何の音だよ!」
ガラガラガラッ
ン 「シルク!!大ニュース!」
シ 「は?ニュース?」
ン 「そーそー!」
モ 「どしたの?」
ン 「ここではちょっと言いにくいんですが…」
シ 「どうせだほのことだし、大したニュースじゃ…」
ダ 「それって誰関連?」
ン 「笑美ち「あ、じゃ聞く」
マ 「シルクの反応はぇなwww」
シ 「じゃ、行くぞ」
ン 「授業は?まーたサボんの?!」
シ 「それ以外の何があんだよ」
ン 「えぇ、誰かついてきてよ〜!もっきゅーん!」
モ 「お、俺?www」
ン 「もっきゅんはもっきゅんだよ?」
モ 「じゃ俺の代わりにダーマが行ってくれるって!」
ダ 「はっ、俺?!」
シ 「ほら、早く〜」
ダ 「はいはい、行きます」
ン 「ダーマありがと!!」
ガラガラガラッ
シ「んで、笑美がどしたんだって?」
ン 「まず、この図書室のどこかおかしいとこは?」
ダ 「ふっつーのホコリっぽい図書室じゃねーの?」
ン 「ちょっと散策してみてよ」
シ 「ん〜?わからん」
ダ 「あ、あれっしょ」
「一か所だけホコリねぇ」
ン 「そう!せいかーい!」
「さっき、一つだけ新聞が開かれてたの」
シ 「で、この記事がどうしたってんだよ」
ン 「色々言わずとりあえずその記事読んでよ」
ダ 「これってここの近くじゃね?」
ン 「シルクさ、なんか覚えてない?」
「その事故やったの多分だけど…」
" シルクの父ちゃんじゃないの? "
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!