次の日━━━━━━━━━━━━━━━。
俺は普通通り学校へ行った
俺が学校へ着くと校門付近で人だかりが……
その中心にいる人を見れば
俺はついそいつの名前を呼んでしまった
その瞬間俺の方に向くあなたの瞳
ん?今俺なんって言った?
って言って小走りで俺の方に走ってくる
その後ろにいたのは
北人だった
そー言ってあなたの手を握って走った
そのまま屋上まで走った
なんで俺、こんなイライラしてんやろ
そっか、俺はダメか……
つい言ってしまった言葉に自分でも分からないくらい驚いている
どういう意味とか、そーいうのよくわかんねぇー
けど、心のどこかで安心している自分となんか、こいつを見てるとうるさいほどにドクンっと跳ねる気持ち
俺が何も言わないままでいると
どういうことだよ!
そいつ誰だよっ俺の知ってるやつ?
知らない?幼なじみか……
とかって考えてたら
どういうことだよ!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。