第15話

10
3,379
2020/04/13 04:57

それから少しの間わしゃわしゃと頭を撫でられ




ふと手が止まり

少し屈んだ先生の顔が近くにきて
不死川先生
不死川先生
そういや
おばさん達は元気にしてんのかァ?
あなた

お母さんもお父さんも元気だよ

不死川先生
不死川先生
そぉか。
久々に会いてぇなァ





先生は

優しく笑っていて
あなた

伝えとくよ。
絶対喜ぶと思う






そして

ありがとなァ。

と頭をぽんとされた。



その後大きく伸びをした先生は
不死川先生
不死川先生
そろそろ俺戻るから
あんま長居すんなよォ




そう言って

出口へと足を進めた先生。




あぁ、行っちゃう。




そう思って先生を見つめていると

ピタッと足を止め


あ、そういや。

と言いながら私の元へと戻ってきて
不死川先生
不死川先生
なぁ、あなた
嫌だったらいいけど
LINE教えてくれねぇか?



そういい

スマホを手にしている先生。






一瞬、思考回路停止したけど


慌てて私もスマホを取り出す



不死川先生
不死川先生
おし。んじゃ行くわ
あなた

また連絡してね!!!!!!





そういうと

振り返らず手を挙げた先生。




先生とLINE……交換……できた……。





しばらくの間嬉しすぎて

ずっとスマホを抱きしめていた。




幸せすぎて現実かどうかも分からなくなる。



けど、今こうして
LINEを開けば先生のLINEがある。






……嬉しすぎる。







すると
ピコンと通知音がなり見てみると



実弥
実弥
届いた?
(なまえ)
あなた
うん!!
届いてますよ\( ˙꒳​˙ \三/ ˙꒳​˙)/
実弥
実弥
はよ教室戻れよ
(なまえ)
あなた
もう少ししたら戻ります〜!!
実弥
実弥
今すぐ戻れ🙂🙂
(なまえ)
あなた
先生、暇なの?
実弥
実弥
暇じゃねぇ。
お前が屋上にいるから
教師として、注意してる
(なまえ)
あなた
ほんとに〜??(・∀・)ニヤニヤ
実弥
実弥
(っ'-')╮ =͟͟͞͞💢















.
あなた

先生かわいい……ッッ






先生とのLINEという


夢のような現実が起こっており



幸せが溢れる。





会話はとりあえずスクショで保存。







先生って
なんか絵文字似合わないなぁ。
なんて思ってみたり
1人ニヤニヤしていた
あなた

あ……




そういや
先生……
お母さんたちに会いたがってたよな……


お母さんたちも喜ぶだろうし
電話してみようかな









お母さん
はい、もしも〜し
あなた

あ、お母さん?
今大丈夫?

お母さん
うん。どした?
あなた

昔仲良かった玄弥君居るでしょ?
そのお兄さんがさ
お母さん達に会いたいって

お母さん
あ!!!!
実弥くんのこと?
あなた

そうそう

お母さん
え〜!!!!!!!!!!!!
懐かしいわねぇ〜ッッ
今日でも呼んだら?
あなた

今日!?

お母さん
うん
だって久々に会いたいし
あなた

お父さんは居るの?

お母さん
今日は
早く帰ってくるから居るよ
あなた

そうなんだ。
じゃあ聞いてみるね

お母さん
わかった〜!!
ご馳走準備して待ってるね
あなた

はいは〜い







ご馳走準備しとくって……


まだ来るとも決まってないのに……




とりあえず先生に聞いてみよっかな

プリ小説オーディオドラマ