完全に寝てしまっていたらしく
起きたらもう宿泊予定のホテルに着いていた。
バスの中はもう私と友達だけで
みんなは先に行ってしまったらしい
そうして荷物をもち
バスをおりると
先生が居て
他の生徒はみんなもう居なくて
友達に手を引かれるがまま
ホテルの中へ入り込む。
一瞬だけ先生と目が合った気がしたけど
何を言うことも出来ず
受付を済ませそのまま部屋へと向かった。
そして
部屋に荷物を置き
直ぐに出る準備をする
多分私たちが1番最後だろうから
さっさと支度を済ませ
ロビーへ向かう
遊園地までは徒歩で向かう
このホテルが遊園地のすぐ側とあって
ジェットコースターのレールなどがもう
既に見えている
友達も同じく絶叫系が好きなので
とりあえず絶叫系をコンプリートすることを
目標に向かった。
思ったより自由時間が長かったのが
嬉しいのか
みんないつもより返事の声が大きい。
絶叫系で有名なこの遊園地。
こんだけ時間があれば
まじで全部乗れるかもしれない。
そしてみんなが走って
中へ入っていくから
私達も走って中に入ることにした。
そして先生をちらっと見ると
ほかの先生と何か話していて
話が終わった瞬間
女子に囲まれていた。
とりあえず
今は楽しむことだけを考えよう。
先生と一緒に居たかった。
という思いを何とかかき消し
まず1個目の絶叫系へと向かった
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。