第34話

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2020/06/01 02:36


先生と秘密の恋を始めて数ヶ月がたった。



特に変わったことはなく
秘密の恋でも楽しく過ごしている。
もちろん相談とかは友達にしていて
先生と恋をしている同士
分かり合えるとこも多い。


前以上に親密な友となった。






















そして今日。






不死川先生
不死川先生
今日から
ここの
副担の宮塚先生が産休に入られるから
その代わりの先生を紹介する





その一言でザワザワし始める教室。




先生が手招きをすると
まさに、大人の女。ていう感じの人が
入ってきた
その女の先生を見るなり男子がより一段と
ザワザワし始め
不死川先生
不死川先生
おい、静かにしろォ
不死川先生
不死川先生
今日から宮塚先生が戻ってくるまで
ここの副担となる
相川先生だ。
相川先生
相川先生
相川です
不死川先生とは大学の同級生で
色々教えてもらおうと思います!!!!!!
皆さん、よろしくね。
実弥くんもよろしく〜ッ




…………は?

実弥くん……?

ちょい待て、距離近くね?



いちいち先生に触らなくていいでしょ
何ちょっとアピールしてんの




そう思うとイライラしてきて
チラッと先生を見ると
先生もこちらを見ていてすぐ目を逸らし

おい、離れろ。と相川先生を引き離していた
女子生徒
相川せんせー。
さねみんと付き合ってるんですか?





唐突なクラスの子の質問に
目をまん丸にした相川先生



すると
相川先生
相川先生
付き合ってるように見える?
そう見えてたら嬉しいなぁ。なんてねッッ




そういい
先生を見て微笑む相川。



うわ、なにあれうざ。とクラスの女子からも
結構言われていて。




相川先生を見てみると

顔は笑っているが目は笑っていない。


どこか私たちを見下しているような。








先が不安になってきた。








普通の女ではない、ってことが今分かったから。

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