第30話

25
3,879
2020/05/02 05:43
不死川先生
不死川先生
わりぃな。呼び出して
あなた

全然大丈夫ですよ!

何故か微妙に気まずい空気が流れ……
不死川先生
不死川先生
……とりあえず座るか
あなた

あ、はい……ッッ







2人がけのソファーに
少し先生に距離を置き腰を下ろす






……なんか
すごく緊張する





ガッチゴチに固まってる私と
ソファーに全身を委ね足を組んでいる先生
不死川先生
不死川先生
誰とも会わなかったか?
あなた

あ、いや。
なんか来てる途中学年主任が
自販機前にいました

不死川先生
不死川先生

あそこ通らんと
ここ来れんかったろ?
あなた

はい。
宇隨先生が助けてくれました
……なんでだろ。


今になってあの時なぜベストタイミングで
助けてくれたのか気にりそう呟くと

ぼそっと先生が

まぁ、あいつには色々相談してたから……と言っていて
あなた

……相談?

不死川先生
不死川先生
……ッッ
いや、まぁ、その
色々だ。色々相談した。



明らかに動揺している先生。


……どうしたんだろう
あなた

……そうですか








そしてまた沈黙が続き




どうしたものかと考えていると
不死川先生
不死川先生



そういいおもむろに立ち上がった先生




自分の荷物の近くへ行き
大きな紙袋を手にし
ソファーへと戻ってきて




これって……
不死川先生
不死川先生
ん。
気に入るかわかんねぇが……



そう渡されて
あなた

え……?
わ、わわたしに!?





考えもしなかった展開に
動揺し噛みまくってしまった
不死川先生
不死川先生
受け取ってくれ
あなた

でも、これ……

不死川先生
不死川先生
ん?
あなた

好きな人、に……って






そういうと先生は

目を見開き、一瞬固まったけど
直ぐにいたずらに微笑み
不死川先生
不死川先生
……分かれ……あほォ

手で口元を抑えながら
顔をそっぽ向け
頭を軽くチョップされ










もしかして……と



一気に体中の温度がグッと上がる




すると腕を引っ張られ
ギュッと抱きしめられた




































不死川先生
不死川先生
卒業するまで
大っぴらにはできねぇが
それでもよけりゃ
…………俺と付き合ってくんねぇか








そういわれ





嬉しさのあまり涙が溢れてきて
あなた

……ウッ、グスッ……いいんですか…私で

不死川先生
不死川先生
本当はよ卒業するまでは
待つつもりだったが
どうしても待てなくてなァ。
他の奴に取られたくねぇんだわ。
不死川先生
不死川先生
……好きだ
あなた

……私も……、好きです
大好きです……、付き合ってください






そうして

少し離れ

互いの目線が絡み合い





そっと唇が触れた
あなた

……ッッ

不死川先生
不死川先生
なぁ……
あなた

はい?

不死川先生
不死川先生
2人きりの時は敬語無しな。
それと名前で呼んで欲しい
あなた

わかりま……ッッ、わかった

不死川先生
不死川先生
それとさ
あなた

不死川先生
不死川先生
前の続きしてもいいか






前、とはおそらく
お泊まりした日のことだろう……



続き……って、







戸惑いながらも小さく頷く




すると
息がかかるほどに近づき耳元で
不死川先生
不死川先生
声、我慢しろよ……







そうして

1枚1枚脱がされ


恥ずかしさのあまり隠すと


不死川先生
不死川先生
……手、どけろォ
あなた

は、ずかしい……







すると

先生も自ら上に着ていた服を脱ぎ


筋肉質でキュッと引き締まった綺麗な体が見え
不死川先生
不死川先生
ん。
俺も脱いだし
手、のけろ





その甘い雰囲気に負け手を退けると
優しく体中にキスをする



その度体の奥深くが疼くように震え

共に快楽へと変わってゆく。


























そして
先生のものが中へと入ってきて


不死川先生
不死川先生
……ッッ
あなた

……ンッ






お互い声を抑えるのに必死で
でもそのスリルが2人を高揚させ

先生からもれる吐息がなんとも色っぽく
ドキドキして




























このまま死んじゃうのかな、と思うほどに
幸せだった。

プリ小説オーディオドラマ