第33話

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2020/05/20 04:32

そして授業が終わり
先生が教室を出ようとした時

不死川先生
不死川先生
おい
あなた、来い



そう言われ
すかさず先生の後ろを歩き資料室へと向かう

生徒
あれ!!
今日は隆哉やなくて
あなた!?
珍しい!!!!!!



隆哉とは
私と同じクラスの生徒で
よく先生に呼び出しされている


今日は隆哉じゃなく、私だから
隣のクラスの人も少し驚いていた
不死川先生
不死川先生
隆哉は今日ずっと起きてた
生徒
あなた!!寝たんかぁ〜!!
どんまい!!!!!!
あなた

やらかした〜
今から怒られてくる〜

生徒
おう!!行ってら!!




冗談げに会話を交していると

資料室へと着いた。



カチャッと鍵を閉めた先生。


そして窓のカーテンを閉めて
机に軽く腰かけ

不死川先生
不死川先生
おいで


大きく腕を開いた先生の胸元に
飛びつく
不死川先生
不死川先生
あぁ……
結構きついなぁ……
大好きなやつが目の前にいても
触れられないって
あなた

本当だよ……

不死川先生
不死川先生
……好きだ
あなた

私もせんせ……じゃなくて

さ、実弥……大好き

不死川先生
不死川先生
あぁ、可愛いなぁお前ッッ




そしてキュッと抱きしめられる強さが強くなり



優しく唇が重なった。

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