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余命宣告された少女
数日後
藤川一男
藍沢ー?あれ藍沢ここにいないの?
白石恵
いないけど…どうかした?
藤川一男
そこで新海先生に会ってさ、藍沢に見てもらいたいカルテがあるから呼んできてほしいって頼まれてさ!
白石恵
でも医局にもいなかったし…
藤川一男
もう電話かけるか…はぁ。
緋山美帆子
屋上。
藤川一男
へ?屋上?
緋山美帆子
藍沢、屋上にいると思う。
藤川一男
なんでだよ。
緋山美帆子
あなたちゃんとここ数日、毎日屋上に行ってる。
白石恵
そうだったの…
緋山美帆子
うん。
藤川一男
じゃあ今は電話しない方がいいか…
緋山美帆子
私カルテ終わったし、ちょっと様子見てくるから藤川ここにいて。
藤川一男
あ、あぁ。よろしくな。
緋山美帆子
(あ、やっぱりいた。今、何も話してないっぽい。)
緋山美帆子
…あいざぁ
あなた
尊敬してる、藍沢先生のこと。
藍沢耕作
あなた
藍沢先生の言葉で私、こんなにも救われると思ってなかった…
もちろん今も死ぬのは怖い。夜になると毎日怖くなる。だから思い出すの。藍沢先生の言葉を…
藍沢耕作
あなた
…後悔しないで。私の命を救えないこと。私は藍沢先生にたくさん助けてもらったから。
藍沢耕作
…どうだろうな。
あなた
…私には願いがある。今はまだ言えないけど言えないまま死んじゃうかもしれないけど、いつか自信を持って言いたい。
そしたら聞いてくれる?
藍沢耕作
…あぁ、聞くよ、必ず。
あなた
ありがとう。
あなた
…あれ?緋山先生?
緋山美帆子
あ、あぁ、うん。
藍沢耕作
どうした?なんかあったのか?
緋山美帆子
えー、あー!そう!藤川!藤川が呼んでる!なんか新海先生が藍沢を探してるって!早く行ってあげて!
藍沢耕作
あぁ、わかった。
緋山美帆子
あなたちゃんは私が連れてくから。
藍沢耕作
ありがとう。
緋山美帆子
藍沢と何話してたの?
あなた
緋山先生、聞いてたんじゃないの?
緋山美帆子
え?あぁ、ちょっとさちょっと聞こえちゃったっていうか。
あなた
藍沢先生はきっとすごく良い医者なんでしょうね。私のために5日間も毎日付き合ってくれてる。
緋山美帆子
あなた
嬉しいけど辛い。私の頭のどこかでやっぱり"死"っていう言葉は消えないから。
緋山美帆子
あなた
でもそれ以上に感謝の気持ちが大きいんだ。心がね、いっぱいになる。すごくいっぱいに。
緋山美帆子
…そっか
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