第5話

他クラスの女子から
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2019/05/15 20:58
教室に着いた

自分の席へと向かう

教科書や参考書を机の中に仕舞う
グシャッ
何かが机の中で潰れた音を発した
私は"それ"を取り出した
ラブレターだった

真っ白な封筒に
真っ赤なハートのシールが貼られている

さっきまで綺麗だったはずだが、今私がクシャクシャにしてしまったせいで、お世辞にも貰って嬉しい"手紙"とは言えない形状になってしまった…。
琥珀
誰だろう…
須永
琥珀くん
またラブレターかい⁇
琥珀
うん
そうみたい
教室では須永くんも私のことを
琥珀"くん"と言う

"さん"とは普通、女子に付けるものという意識があるから、
私が女子という事を知らないクラスメートからしたら、もし私に"さん"が付いていたら不自然と思うのだ
手紙は他クラスの女子からのものだった
手紙には
放課後、屋上に来て欲しい
とだけが書いてあった
きっと告白だろう…。

だけど私はその気持ちに答えられない
そんな事を考えているうちに、教室に担任が入って来た

私はその手紙を急いでカバンにしまい席に着いた
琥珀
(放課後
屋上に向かわなきゃな)
私はそんな事を思い、授業へと意識を変えた

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