第6話

嫉妬大作戦☆開始!!
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2023/03/16 11:20
ジョンイナと約束してから私達はできるだけ近い距離で話すようにした。

HRギリギリの時間になってボムギュが教室に駆け込んでくる。
ぼむぎゅ
ぼむぎゅ
はぁはぁ、、、、あなたの下の名前!!なんで置いてったんだよ!!
息を整えながらボムギュが私を見る。
(なまえ)
あなた
あ、えっと、、、
じょんいん
じょんいん
僕があなたの下の名前に一緒に登校したいって頼んだんだ。ごめんね
言い訳が思いつかずどもる私を庇うようにさらっとジョンイナは嘘をついた。
(なまえ)
あなた
そ、そうなの!ごめんボムギュ
ぼむぎゅ
ぼむぎゅ
、、、、、先に言えよ
(なまえ)
あなた
ごめんってば!
はぁ、、とボムギュはため息をついて席についた。、、、とりあえずごまかせた?

それにしても私はここまで違和感なく嘘をつける人を初めて見たよ。ジョンイナすごいな!
じょんいん
じょんいん
ごめんね、嘘ついて
耳元でジョンイナが囁いてくる。ジョンイナも嘘をついたことに抵抗があったらしい。

大丈夫だよ、と返したところで先生が来たので私達は話をやめて席に戻った。
ぼむぎゅ
ぼむぎゅ
(なんだよあいつら、、、、あなたの下の名前とジョンイナ距離近いし、、、)
ボムギュが私達をじっと見つめているのにも気づかずに。
その後の時間もボムギュが珍しく話しかけてきたけど

ジョンイナが遮るようにして声をかけたきたので作戦を実行するため

ボムギュに断りを入れてジョンイナのそばで一日を過ごした。割と手応えがある。

これならイケるかも!!と私が1人で喜んでいるとまたジョンイナが来る。
じょんいん
じょんいん
ボムギュと離れてみてどう、、?
(なまえ)
あなた
ん〜、、ちょっと寂しいけど手応えはあるかなって感じ!
じょんいん
じょんいん
そっか!それならよかった〜それでさ、今日一緒に帰らない?
(なまえ)
あなた
ジョンイナと?
意外なお誘いに素っ頓狂な声を出してしまう。
じょんいん
じょんいん
そうそう。嫌ならいいんだけど、一緒に帰ったほうがより嫉妬するかなぁって
(なまえ)
あなた
ん〜、、、分かった!
作戦のためと言われたら断れない。私はボムギュに今日は別に帰ろうと伝えに席まで行く。
(なまえ)
あなた
ボムギュ
ぼむぎゅ
ぼむぎゅ
、、、何?
(なまえ)
あなた
今日ジョンイナと帰るね
いつも以上に愛想のない声に早速効果が出てきたと内心喜んでいると。
ぼむぎゅ
ぼむぎゅ
、、、なんで?
(なまえ)
あなた
えっと、、、少し寄りたいとこがあって、、
ぼむぎゅ
ぼむぎゅ
俺とじゃダメなの?そこ行くの
(なまえ)
あなた
、、、うん。ごめん
心底苦しそうな顔で断るとボムギュは目を大きく見開き長いまつ毛を伏せて言った。
ぼむぎゅ
ぼむぎゅ
、、、、、分かった。でも気をつけて帰れよ
(なまえ)
あなた
ジョンイナとだから大丈夫!
ぼむぎゅ
ぼむぎゅ
、、、帰ったら連絡しろ
(なまえ)
あなた
分かった!
それだけ言うとボムギュはぷいっと窓の方を向いてしまった。

HRを終えるとボムギュは真っ先に教室を飛び出していった。

私はジョンイナとカフェに寄ってから帰ることにした。

隣を歩いてるのがボムギュじゃなくてジョンイナだから

若干緊張したけど、思った以上に楽しかった。

ちゃんと家の前まで送ってくれたし車道側を私に歩かせるなんてことはなかった。

ボムギュもしてくれていたことだけどさすが親友同士、似るんだなぁと感心した。

翌日も一緒に登校することを約束してジョンイナと別れた。

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