病室を出ると 泣いてる そよんちゃん と じょんぐく君、じみん が並んで椅子に座っていた。
🐥「あなた……話しの?」
『うん。やっぱりみんなの記憶がないみたいだから、これから思い出をたくさんつくらないとね……笑笑』
🐰「………あなたさんは優しいですね」
『え?』
🐰「あ、いや……ただなんとなく笑笑」
🐥「じょんぐが、そよんちゃん、ちょっとこのままじゃ帰れなそうだからさ、あなたのこと頼んでもいいかな?」
🐰「喜んで!!」
『じみなは……?』
🐥「僕はもうしばらく そよんちゃんといるから。」
👩「あ、あなたさん!!」
『?』
👩「今日は色々とお世話になりました。」
『……大丈夫だよ☺️』
私とじょんぐく君はそこで じみな達 とばいばいして、2人で帰ることになった。
🐰「あなたさん…」
『どうしたの?』
🐰「僕、あなたさんが好きです。」
『あ、うん……?笑笑』
🐰「僕、やっぱり あなたさんしかいないんです。」
『あれ、本気だったんだ笑笑』
🐰「本気に決まってるじゃないですかぁ!!笑笑」
『……ありがとう、でも』
🐰「やっぱり……」
『え?』
🐰「やっぱり あなたさんは……」
🐰「あの男がいいんですか?」
そういう じょんぐく君は今まで見たことがないくらい怖い目付きで私を見る。
『じ、じょんぐく君………?』
🐰「今日は災難でしたねぇ…ゆんぎさん……笑笑」
『……ど、どうして笑ってるの?』
🐰「笑笑」
🐰「だっておかしいじゃないですかぁ……笑笑」
『ま、まさか今日のゆんぎ君の事故ってッ!!』
🐰「ふふっ、そうです、僕にとってあの人は」
🐰「邪魔者ですからぁ……笑笑」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!