ゆんぎ君が きっと今、そよんちゃんと一緒にいるであろう時間になり、私もそっとその場を抜けてあるく。
すると、階段のあたりに生徒達が集まっているのが見える。
また何かあったのか、そう思い私もその場をかき分けてその輪の中に入る。
すると、今さっきまで話していた ゆんぎ君 は変わり果てた姿になっていた。
『ゆ、ゆんぎ……君……?』
生徒達で呼んでも一切返事をしない ゆんぎ君。
みんな少々パニック状態になっていた。
先生を呼んでくれたのは もちろん そよんちゃん。
きっと階段から勢いよく落ちたのだろう。
でも一体なぜ?
みんなが心配する輪の中、1人だけ端で笑ってる人がいた。
??「ふふッ、ふふふッ笑」
??「君にはこのくらいが丁度いいんだよ………♡」
next
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!