リーダー格の女子 が望遠鏡を持ち、その手を振り上げる
そう叫んだ瞬間、望遠鏡は勢いよく床に叩きつけられた
あなたはその場に崩れ落ちる
リーダー格の女子が鞄からカッターを取り出す
ガッッ
そして望遠鏡をカッターで切り付けた
リーダー格の女子があなたを切りつけようと、腕を振り上げたその瞬間
あなたがリーダー格の女子の腕を掴む
あなたは怒りと悲しみで理性を失っていた
そしてカッターをとりあげると、、
そのカッターでリーダー格の女子を切り刻んだ
あなたの目に光はなく、完全に理性がなかった
次はとりまき1にとびかかり、リーダー格の女子同様に切り刻んだ
ザクッ
ザクッ
ザクッ
バタッ
理性をとりもどしたあなたは、目の前の光景をみて、絶大なショックを受けた
あなたが家に帰ったのは真夜中の事だった
母は酔いつぶれて床に寝ていた
あなたが遅くてイラついたのだろう、部屋がすごくちらかっていた
あなたは布団にくるまって震えていた
あなたは一睡もできないまま夜が明けた
翌朝
その時テレビでニュースが流れた
昨日、あなたがカッターで切りつけた女子たちのニュースだった
さいわい全員命に別状はないようだった
ただ、全員意識不明の重体だった
いつ目を覚ますか分からない…
その時、母がいきなり倒れた
おそらく毎日のように一日中お酒を飲んでタバコを吸っていたからだろう
その時、机に置かれた一通の手紙が目にとまった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。