第56話

Fifty-three
1,818
2020/05/08 08:44
あなたside
山田涼介
山田涼介
お、書き終ったんだ
You
You
はい.....☺️
でもやっぱ、手紙って書き慣れないから照れますね
山田涼介
山田涼介
.....まぁでも、いいんじゃない?
手紙でしか伝えられないこともあるし
You
You
.....ですね☺️
私はそういうと、自分が書いた手紙にもう一度目を通した



























駿佑へ
初めて手紙を書くね
字が少し汚いのは許してください笑
駿佑、私は、あなたと出会って、初めて幸せを手にできることができました
駿佑との時間、一分一秒が大切で、とてもかけがえのないもの
生まれて初めてそう思いました
結婚しようって言ってくれた時、こんなに幸せなことがあっていいの?って思うくらい幸せで、涙が止まらなかった
この世界で、駿佑だけを愛してます
光が強すぎるこの都会で、何よりも駿佑は輝いてる
私を照らしてくれる、希望でした
このリングに刻まれた、永遠の愛
魂はずっと、駿佑のそばにいる
駿佑は、1人じゃない
駿佑がいつか、新しい誰かと愛を分かち合えるその日まで、私は駿佑のそばにいる
だから私は、駿佑の愛する気持ちを持って、この誓いを忘れません
今度は、私が駿佑の生きる希望になりたい
駿佑が、私の生きる希望になってくれたから
今度は私が支える番だよ
駿佑が苦しくて、悲しい時、空を見上げてください
私はいつも、空の上から見てるから
.......これで、お別れです
誰よりも、駿佑を愛しています
あなたより
You
You
.......いつも、空の上......
山田涼介
山田涼介
え?
You
You
.....いいえ、なんでも
少し、弱気になっちゃって笑
書き終えた手紙を、涼介さんに預けて、すぐに笑顔を取り繕った































あのとき、そう言っちゃったけど、本当は怖かった
もしもの時、駿佑がこの手紙を読んだら.....
駿佑はきっと、泣くんだろうって
そんなことを思い出しながら、私の意識は深く沈んでいった































You
You
......だい、好き、だよ........
しゅん、すけ.......
誰もいない病室で1人、そう呟いた





































バイバイ_________。


























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