駿佑side
次は、遊園地
最後に乗ったのは..........観覧車
もしかして.........
観覧車乗り場近くのベンチの上に、赤い風船と、水色の封筒が置いてあった
風船........
〜過去〜
....ほんま、可愛いな
愛おしい
駿佑へ
また絶対こよう
そう手を握りしめてくれた駿佑
今続いてる幸せが途切れそうで怖い
そう言った私に
俺が途切れさせん
そう抱きしめてくれた駿佑
.......本当に、ずるいよ
私が求めてること、全部くれるんだもん
どんどん好きが増して、どんどん心満たされて、
私の身全て、駿佑でいっぱいいっぱいだよ笑
ジェットコースター乗ったとき、ずっと一緒にいよう
そう言ってくれたね
ずっと、駿佑のそばにいたい........
離れたく、ないな........
ごめん、少し弱気になっちゃった
諦めないあきらめない!!!
ってこれ、日記みたいになっちゃった笑
ごめんごめん笑
次の場所書いとくね
私の、思い出の場所
『海』
あなたより
俺にしちゃ、お前がずるい
俺の足りないもの、全部補ってくれて
俺の心の隙間を止めどなく埋めてくれる
......俺は、俺の身すべてかけて、あなたを愛してる
あなたでいっぱいいっぱいなのは、俺の方だ
絶対、俺の方が好きだ
ずっと一緒に''いたい''じゃない
''いるんだ''
そういうとウサギは、赤い風船を渡した
あの時と同じ、赤い風船
ウサギは帰って行った
.......俺、そんなに辛そうなのかな
孤独、なのかな.........
あなた.........
そうやな、俺には、お前がいる
やから、早よ遠くとこから帰ってきてや
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。