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第1話

プロローグ
165
2018/10/29 10:39
ーひかりの気持ちー
私は…ずっと先輩を見ていました。
覚えていますか?初めて会った日。
あの時の先輩に一目惚れしたんです。
好きです。ずっと好きです。
だから、この気持ちを伝えてもいいですか?

私はあの日からずっと先輩が好きです。
例え、先輩に彼女がいても…。


ある日は、中学校入学早々にきた。
「ひかりー!はいる部活決まった?」
親友の叶恵(カナエ)が聞いてきた。
私は入りたい部活が確かにあった。それは卓球部だった。体験をしてみたがそこまで楽しくなくて入りたい部活が無くなっていたのだ。
「んー。今のところはまだ決まってないかなー。なんかしっくりしないんだよねー。」
私の学校は3回部活を体験出来る。その次に入りたい部活に仮入部をすることになっていた。
(まだ1回目だし、後2つの部活で決めればいいよね。)
私は焦らなかった。どうせ卓球部に入るだろうとずっと思ってた。ぼっーとしてたら、
「…かり、ひかり!帰ろ?」
「あ、うん!帰る!」
叶恵の声に驚いてしまった。私たちはそのまま家に帰ってた。



「ただいまー。」
「おかえり!何部にするか決めた?ひかりはず っと球部入るってずっと言ってたから卓球部?」
「んー。それがあんまり楽しくなくて…。」
それを聞いてたお兄ちゃんが、
「じゃあ。剣道部にしたら?俺も剣道部だし、1年は安心じゃない?」
それを聞いた私。とりあえず、何かに決めたくて無我夢中に、
「う、うん!そ、そうする!」
と宣言までしまった。私はもう戻れない。そう思い体験を3回終えた後、剣道部に仮入部した。これが恋が始まるきっかけだと私は想ってもいなかった。

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