上「爆豪…!」
爆「あ"?」
上「頼む!一生のお願いだ!!
俺に!
勉強教えてくれぇ!!」
爆「ハッ俺が そんなめんどくせぇことするわけねぇだろ」
上「頼むよぉ!明日のテストまじでヤベェの!」
切「爆豪!俺も頼む…!次頑張んねぇと俺はどうなっちまうか…!」
爆「んなもん俺の知ったこっちゃねぇ」
上「あ、爆豪もしかして分かんないとか?」
切「まぁ爆豪だって普通の人間だしな。わかんねぇとこもあんだろ」
上「なんだよぉ〜俺らと一緒かよぉ〜」
爆「あぁ?!余裕だわナメとんのかクソが!!」
切「おうありがとな!助かるぜ!」
上「今日の放課後いけるか?」
爆「ん」
切「どこでする?俺の家は無理なんだよなぁ」
上「あー、俺もだわ」
上切「…………」ジーー
爆「チッ…うち来いや」
上切「あざぁーす!!」
・
爆「ババァ帰った」
爆母「お母さんでしょ!ハイハイおかえり。
……ん?お友達?」
上切「お邪魔します!」
爆母「いらっしゃい、狭い家だけどゆっくりしてってね〜」
上切「ありがとうございまーす!」
上「まじで爆豪のお母さん若ぇーな」
切「だよな!しかも家でけーし」
爆「普通だろうが。というかはよやんぞ!」
上「うぃーす」
爆「どこがわかんねぇんだよ」
上「いや、まずな?何が間違ってんのかがわかんねぇんだよ」
切「俺も!どこがわかんねぇのかがわかんねぇんだよ」
爆「帰れ」
上切「ひでぇ!」
爆「ならまずこの問題解いて分かんねぇとこ言いやがれ!!」
上「りょー」
切「おう!」
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私は今 おつかいしてます。
学校から帰ってきて家でのんびりしてたら頼まれた
『私だって暇じゃないのにー…』
まぁ仕方ない。親孝行というものをしようじゃないか
in商店街
『えーと…このスーパーで白ネギが安いってチラシに書かれてたよね』
そんで他の野菜は向かいの八百屋で買う、と。
…なんで店を分けて買い物しなきゃならないんだ。
面倒くさ…なんておもいながら
私は白と緑の境目がくっきりしているネギを
手に取りレジに行く。
ここで私はとんでもない過ちを犯してしまうことも知らずに……
『お願いしまーす』
店員「1点で○○円です。レジ袋はご利用になられますか?」
『あ、要らないです』
。
。
。
…1分前の自分を殴りたい。
切実に殴りたい。
何やってんだ私
ネギにレジ袋要らないっていう馬鹿いる?
いないよね??
いつもの癖でレジ袋要らないって言っちゃった……。
『…流石に長ネギを素手で持つのは恥ずかしいぃ……』
どうしよ。
あ、そうだ。
prrrrrr…
出てくれるかな。
prr
爆「あ"?」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。