麗「ほんま爆豪君はあなたちゃんを大切にしとんなぁ」
葉「愛されちゃって〜このこのー!」
『え?どういうこと?』
耳「どういうことって…あなた、アンタまさか気づいてないの?」
『なにを』
芦「何言ってんのさ!あからさま過ぎる態度じゃんあれ!」
『あからさ、ま…??』
八「そうですわよ!それだと爆豪さんが可哀想ですわ!」
え、そんなに??
『そうかな?よくわかんないんだけど……』
?「おいあなた」
『ん?』
蛙「あら、噂をすればね」
爆「これやる」
ドコンッと机の上に置かれたレモンティー。
あ、これ私の好きなやつだ。
『ありがとう!私レモンティー好きなんだよね〜』
爆「ンなもん知っとるわ。だからやったんだろうが」
『あ、そうなの?なら尚更ありがとう』
爆「ん、」
上「あ、爆豪!見ろよコレー!」
爆「うっせぇアホ面だァってろ!」
上「ひでぇ!」
そして上鳴君に暴言を吐きながら去っていった爆豪君。
女子全員「「「ほらね!!!」」」
『え、なにが?!!』
芦「なにがって…あんなん告白みたいなもんじゃん!」
『いやどこがぁ???』
葉「だってだって!人の好みって気になってる人じゃないと覚えてないと思うんだけどなぁ」
耳「それテレビで聞いたことある!" 好みを把握している "のは愛情表現だって」
『友達としてじゃない?』
麗「男と女の仲に友達なんて言葉はないんやで…あなたちゃん!」
と、決め顔でいうお茶子ちゃん。可愛いね。
でもそのセリフ人生を3周ぐらいしてる人のセリフだよね。
『でも小学校から勝己とは一緒だけど告白とかされたことないもん』
本当に私が好きなら あの勝己のことだ。
すぐ告白してそう←偏見
蛙「あら爆豪ちゃん、意外と奥手なのね」
八「おくて…?とはなんですの?」
葉「ヤオモモ!奥手っていうのは" 恋愛に対して消極的で、慎重すぎる人 "のことを言うんだよ!」
八「まぁ!爆豪さんにもそんな一面があっただなんて…」
頑張ってくださいあなたさん!とキラキラした目で私を見る百ちゃん。可愛いね。(2回目)
でもそのセリフ、まるで私が恋してるみたいだよね。うん、おかしいよね。
『私と勝己は友達関係でそれ以上なんもないよー?』
そうは言ったもののモヤモヤするのはなんでだろ
ま、いっか
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。