第23話

おとえん もし音羽が男だったら 6
2,407
2021/07/30 06:38







ennside









今日は、音羽さんとの打ち合わせがある





あんなことがあってから、音羽さんとは初めて会う





enn
enn
(迷惑かけちゃったし、謝らないとな…)








そう思いながら、オフィスのドアを開けた













ガチャ







enn
enn
おはようございます
音羽
音羽
あっ、おはようございます!






かわいらしい笑顔を向けて明るく挨拶をしてくれた














ーーーーー打ち合わせ後ーーーーー








音羽
音羽
あっ、あのっ!
enn
enn







打ち合わせが終わり、帰ろうとしていたところを呼び止められ、少し驚いてしまった





enn
enn
どうしました?
音羽
音羽
こ、この後時間ありますか?
enn
enn
はい、ありますけど…
音羽
音羽
お話ししたいことがあって…
音羽
音羽
お昼まで、まだ時間ありますし
enn
enn
はい、





緊張していたのか、目を泳がせてそう言うから、つい
かわいいと思ってしまった





音羽
音羽
この会社の中の公園でいいですか?
enn
enn
はい
enn
enn
(話ってなんだろ?)









こうしてふたりで公園に向かうことになった













しばらく歩くと人気のない公園に着いた








そこにある木の下のベンチにふたりで座った










enn
enn
静かですね
音羽
音羽
会社の中なんですけど誰も来ないんですよね、ここ
音羽
音羽
社員でも公園があることを知らない人もいるみたいで、
enn
enn
すごいですね
音羽
音羽
だからたまに一人でここに来て、曲作ったりするんです
enn
enn
へぇ
(ennちゃん、別に興味ないわけじゃないからね⁉ちゃんと感情込めて言ってます)









彼は気持ちよさそうに、目を閉じて深呼吸をした







その横顔は彼の顔が整っていることをしめしていた









音羽
音羽
あっ!そうだ!
音羽
音羽
話があるって時間割いてもらったのにすいません
enn
enn
いえ、全然
音羽
音羽
あのっ、話っていうのはですね…







すると彼はベンチから立ち上がり、私に向き合うように立った































































音羽
音羽
好きですっ!
enn
enn
音羽
音羽
俺っ、ennさんのことが、好きです!
音羽
音羽
気持ち悪いかもしれへんけど、良かったら、俺とっ、付き合ってくださいっっ‼







彼は顔を真っ赤にして、目をギュッと瞑って、私にそう言って、頭を下げた










状況が上手く理解できず、言葉が出てこない








彼は今、私のことが好きだと言った

そして、付き合ってほしいと、


































その答えはYes1択だった



























enn
enn
は、はい



























驚き、喜び、不安、いろいろな感情が一気に押し寄せてきて、頭がパニックになっているからか、はっきり声に出すことができなかった





でも、彼には届いたはず…








音羽
音羽
っホントですかっ!?








目を丸くして聞いてくる彼を見て、なぜか我に返った








enn
enn
はい…
音羽
音羽
っしゃぁーーー!
音羽
音羽
あぁ、良かった、嫌われてたらどうしようかと思った、まさか成功するとは思わなかったけど、うわぁ、0.01%に賭けて良かったぁぁぁぁぁ………







満面の笑みを浮べて、今度は安心に満ちた顔をして、さっきまではあんなに顔を赤くしていたのに、百面相とはこのことだなと思った















ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





うわぁぁぁ、やっと付き合うまで書けた(涙)







結構手こずったな








なんか、今回の話、音ちゃんのキャラ崩壊してるかもだけど許してください!







こっからが大変な気もするけど、次のも見てくださいね(圧)


















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