ennside
今日は、音羽さんとの打ち合わせがある
あんなことがあってから、音羽さんとは初めて会う
そう思いながら、オフィスのドアを開けた
ガチャ
かわいらしい笑顔を向けて明るく挨拶をしてくれた
ーーーーー打ち合わせ後ーーーーー
打ち合わせが終わり、帰ろうとしていたところを呼び止められ、少し驚いてしまった
緊張していたのか、目を泳がせてそう言うから、つい
かわいいと思ってしまった
こうしてふたりで公園に向かうことになった
しばらく歩くと人気のない公園に着いた
そこにある木の下のベンチにふたりで座った
(ennちゃん、別に興味ないわけじゃないからね⁉ちゃんと感情込めて言ってます)
彼は気持ちよさそうに、目を閉じて深呼吸をした
その横顔は彼の顔が整っていることをしめしていた
すると彼はベンチから立ち上がり、私に向き合うように立った
彼は顔を真っ赤にして、目をギュッと瞑って、私にそう言って、頭を下げた
状況が上手く理解できず、言葉が出てこない
彼は今、私のことが好きだと言った
そして、付き合ってほしいと、
その答えはYes1択だった
驚き、喜び、不安、いろいろな感情が一気に押し寄せてきて、頭がパニックになっているからか、はっきり声に出すことができなかった
でも、彼には届いたはず…
目を丸くして聞いてくる彼を見て、なぜか我に返った
満面の笑みを浮べて、今度は安心に満ちた顔をして、さっきまではあんなに顔を赤くしていたのに、百面相とはこのことだなと思った
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うわぁぁぁ、やっと付き合うまで書けた(涙)
結構手こずったな
なんか、今回の話、音ちゃんのキャラ崩壊してるかもだけど許してください!
こっからが大変な気もするけど、次のも見てくださいね(圧)
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。