第3話

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2020/05/12 12:41





あの出来事から数日、




中島くんのことを私は避けるようになった。







中島くんが登校してくる時間を避け、それよりも早く来ること。




中島くんの方を絶対に見ないこと。




中島くんがいるところには絶対に行かないこと。






でもその反面。中島くんのお友達。






菊池くんとはとっても仲良くなった。








お昼一緒に屋上で食べたり、一緒にサボったり、





私青春してるなぁ。






菊池「なぁ、中島のことなんだけど、」


「ねぇ!今日体育の時間さ!コケちゃってさ〜、」






そう




こうやって、たまに菊池くんは中島くんの話をしようとする。



その度私はすぐ話を変える。





まるで聞こえていないかのように、






そうするといつも菊池くんは中島くんの話はせず



私の話を聞いてくれる、







はずだった。でも今日は違う、







菊池「あなた。中島のこと話して全部」
















なんで、話さなきゃならないの?



菊池くんには関係ないでしょ?



それに、私が中島くんのことを避けても何も変わらないでしょ?




中島くんはいつも通り女の子達に笑顔を振りまいてるんでしょ?






菊池「…お前があいつのこと避けるようになってからあいつずっと、、あの調子なんだよ」





そういい、菊池くんが向いた方向には



体育館裏で泣いてる中島くん。






「…あれがどうしたの?私に関係あるの?私が避けたから?何?その根拠は何よ!!」


菊池「ちょっ、あなた!!」


「菊池くんも中島くんも、っ!!私がどれだけ酷い人間なのか知らないでしょ?今、教えてあげようか?私が、どれだけ憎くて、酷い人間なのか、」





そう、私は、酷いんだ、憎くて酷い人間なんだ





友達の彼氏を奪った、




友達の服を奪った、




友達のお弁当を捨てた、









友達の、








































命を奪った、









「どう?憎いでしょ?!酷いでしょ?!」



そう言っても、下を向いたまま何もはっしない菊池くん、



やっぱ、そうだよね。少しでも、



菊池くんなら、なんて思ったけど



菊池くんもこんなこと聞いたら嫌いになるよね、





菊池「…何?それがどうしたの?」


「…は?」


菊池「それ、嘘でしょ。」








菊池くんから出た言葉は衝撃的だった、



なんで?嘘?ついてるわけないじゃん。








私は奪ったの、友達の彼氏も服も命も、









菊池「はぁ、もう。お前は洗脳された。記憶を、上書きされた。」



「…どういうこと?」








それから菊池くんから出た言葉は、





私が中島くんを避けていることに気づいて


こっそり私の過去を探ったり、避けている理由を探っていた。


そして、私が中島くんのファンに虐められていた過去があることを知った。


長い間虐められ、その中に友達の彼氏を奪った、服を奪った、命を奪った、そう周りの人達に言うように支持されていたことを知った。




そして、周りの人達にそう言い続けるうちに、
私は本当に自分が友達の彼氏を服を命を奪ったと思い込んでしまった。







菊池「…だから、お前は友達の彼氏も服も命も奪ってない。」


「…じゃ、じゃあなんで友達はいなくなったの、」


菊池「引っ越したんだ。大阪に。」







そうだったんだ、そっか、ミカは、引っ越したんだ、




なんだ、私、







「…全部、私の、せいじゃない、」








体育館裏で泣いてる中島くんも




菊池くんにこんなに迷惑をかけたのも




全部全部私のせい、







菊池「…てか迷惑とか思ってねーから。」


「…ごめんなさい」


菊池「…ありがとうって言えよそこは。てか彼氏命って結構すげぇのに服ってなんか、しょぼ。」←









菊池「あーあ、もう本当にどいつもこいつも、、中島あああああ!!!!!」


「ちょ!ちょ!!菊池!声でかい!」←





(中島「キョロキョロ…ふまたあん…??」)





菊池「ふまたん言うなボケもやし!!」←





(中島「ぼ、ぼぼぼボケもやし?!?!」)←




菊池「…あいつ、バカだなバナナだな」



「…???」←






(中島「…あ!!ふまたん!!」)


菊池「指さすんじゃねえ!!」←






「…そんな、全部怒らなくても、」←




菊池「あなたは黙ってろ!!貧乳!!」←



「ひ、ひひひひ貧乳?!?!」←



(中島「え、あ、あなたさん……」)



「…ペコッ」



菊池「照れてんじゃねえ!貧乳!!!」←



「貧乳じゃねえよ!!!くそじじい!」←



菊池「お前その悪口小学生レベルだぞ?お?」←



「…くそじじい、」




(中島「ちょ、なんか今すぐ行くから!!」)←




菊池「お前は貧乳のくせにガキか?!」


「貧乳のくせにガキ?国語もっかいやってこい」


菊池「ふっ、貧乳がよく言うな。俺はぼいんぼいんが好きなんだよ!!」←



「くそじじいの好みは知らんがな!!中島くんはきっと貧乳の私でも愛してくれますー!!」










中島「……愛しますよ。あなたお嬢様。」





「…あ、」




菊池「ぐっ、wwwwwwww」←









中島「…あなたさん。」


「…はい、」


中島「俺と付き合ってください。」







「…よろしくお願いします!!!」







菊池「よっ!!!パチパチパ!!」←









菊池「…てかさ、中島お前ぼいんドカーンが好きじゃなかったっけ、」←



中島「…あなたのは俺がこれからおっきくするからいいもん。」






「…うざい黙れ変態」







中島「え、え、ごめんね?気持ち悪かったね?でも、これからたっくさん愛し合おうね?♡」





「…いけくそじじい」





菊池「かしこまり。お兄さんすっごいね!!」←




中島「やめてくれっ、やめてくれよおお!!」←








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